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内容説明
貸本時代から続く、水木しげる不朽の代表シリーズ「悪魔くん」。全く新しいストーリーでありながら、貸本版やマガジン版など、歴代の作品のいいとこ取りをして描かれたという悪魔くんサーガの集大成、「ノストラダムス大予言」を完全収録。人類の滅亡を防ぐため、悪魔くんの時空を超えた壮大な冒険が始まる!! ★解説「水木しげるの大予言」五島勉(作家)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
23
これは、かなりおもしろいのではないか。『悪魔くん』にノストラダムスの大予言を絡ませた作品で、一般的な『悪魔くん』のイメージからは違った作風となっているが、ヒトラーを登場させたことから、水木しげるがこだわる現代史を描き出すことに成功している。しかもそれを、大エンターテイメントとして楽しませてくれるのだから、すごい。解説を五島勉が担当しているのも、徹底している。2016/04/16
大臣ぐサン
4
辰巳出版の描き下ろし単行本として発表された『水木しげるのノストラダムス大予言』と同[世紀末編]を収録。長編として発表された悪魔くんの中では最も新しい作品だ。悪魔メフィストの力で16世紀にタイムスリップした悪魔くんがノストラダムスに会い、1999年7の月までに人類の滅亡を阻止しようとする、恐らく水木しげる作品中最大規模のスケールの作品になっている。実際の歴史を辿りながら、歴史に干渉していく悪魔くんというのは、水木しげる作品としてはちょっと異質な感じもするが、かなりの力作。隠れた名作というにふさわしい。2016/04/09
flatscan
1
「協力/宮田雪」とあるが、実質的に「シナリオ/宮田雪」と思われる。もろに月刊ムー的な終末観の、世界の破滅と創造の物語。「悪魔くんの漫画」を期待して読むと痛いかも。最初からムーだと思って読むと割と楽しい。特に20世紀末の空気感を肌で知ってる世代にはぐッとくる。ノストラダムスだし。にしてもメフィストはいつ見てもいいヤツだなあ。役に立つ。ミカエルのヒロインっぷりも清々しい。でもって2020年的には、悪魔くんの十二使徒にアマビエがしれっと居るのがなんか笑う。世紀末編で突然出て来るけど、どういうことなのあの連中。2020/12/08
える
0
おもしろかった!悪魔くんの歴史解説もよかったし、個々のキャラがたってるのはさすが。魔女がいい。ヤモリになった悪魔くんはシュールでかわいかった。家獣はバミューダにいるのねw最後にちょっとだけ出てきた百目がかわいい。実際のグランドクロスの年に何があったのか興味がわいた。最後の対談がとてもよかった。南方熊楠に強い関心を持った。2020/12/30
llll'
0
.2019/05/19