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内容説明
創部から71年を数える横浜高校野球部は、甲子園で通算51勝、春3度、夏2度の優勝を果たした。輩出したプロ野球選手は61人! この名門校の強さを培ってきたものは、名将と呼ばれた前監督の渡辺元智氏が自ら「食」にあると言う。グランドで活躍する選手もいれば縁の下の部員もいる。本書は血の滲む練習に明け暮れる球児たちを「厨房」から支え続けた、その寮母と素顔の球児たちとの食堂物語。部活に励む中高生とその両親必見の書だ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
麦焼酎(ミユキ)
20
やっぱり高校野球っていいわ。なんか他に高校野球ネタの本ないかなー?今年も張り付こう熱闘甲子園。2019/05/28
fukui42
6
ラジオでたまたま耳にして読みました。父が前横浜高校野球部渡辺監督。最初は家に生徒を住まわせていたのが、だんだん規模が大きくなり、そのたびに家を引っ越し。そして合宿所(寮)になり、母が寮母をしていたのを著者である娘が引き継いだ話。寮に入れるのは20名。毎日100枚の食器を洗い、一日40合の米を研ぐ日々ーーひえー。安全・安心好き嫌いなく食べれるよう献立を考える。凄いよね。住み込みではないけれど、親元を離れた選手たちの「母」として見守り相談にも乗る。愛甲さん。松坂さん、筒香さんのエピソードも寮母ならでは。サクッ2018/10/04
みさみさ
5
人生の勝利者たれ! 2019/02/16
ogak_
5
横浜高校野球部の寮母さんの奮戦記。寮生が食事をする姿は、テレビで見る強豪校の威圧感溢れる選手ではなく普通の高校生。当然、好き嫌いもある。練習でヘトヘトになった高校生に癒しとも言える空間を食堂に作った寮母さんの温かい親目線があり、卒業後も関係性は続いているという。寮生は家族で寮は家という位置づけで、全ての子達に接している姿は、親元を離れて越境入学してくる者には心強い存在だったのではと思う。技術論や精神論では表せない次元で、横浜高校の強さの本質が凝縮された内容。子供を預かる責任の重さを実感した一冊だった。2018/08/01
佐藤光弘
4
著者は横浜高校渡辺前監督の次女。物心ついたときには、野球部員と暮らす日々が当たり前に。 「ただ、忙しいだけの母の負担を少しでも減らすことができれば」と寮母の手伝いを始める。そして母の後を継いだ。 毎食100枚の食器を洗い、一日40合の米を研ぐ日々。 強豪校とはいえ、勝つときもあれば、負けるときも。すべての選手が試合に出られるわけではない。サポートにまわる部員がいてこそ。 プロに進む選手。大学、社会人で、野球を続ける選手ばかりではない。食を通じて取り合った3年間の絆。 大切なのは「人生の勝利者」たることだ。2019/01/28