ダイバーシティ(豊かな個性は価値創出の泉)―生きる力を学ぶ物語

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ダイバーシティ(豊かな個性は価値創出の泉)―生きる力を学ぶ物語

  • ISBN:9784492222874

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内容説明

ダイバーシティ(多様性)の尊重が、社会にとっていかに価値あるものかを、二つの寓話を通して描く。人がよりよい社会をつくり、よりよく生きるためのヒントにあふれたユニークな1冊。
★電子版オリジナル付録として、著者による講演録「ダイバーシティとダイバーシティ-性別によらず多様な個人が生き生きと生きられる社会とは」を収録!

目次

1 六つのボタンのミナとカズの魔法使い
―社会科学的ファンタジー
2 ライオンと鼠
―教育劇・日米規範文化比較論
あとがき
【電子書籍特典】
お茶の水女子大学 公開連続講演会「リーダーシップ論」第十回
「ダイバーシティと『ダイバーシティ』(山口一男著)
―性別によらず多様な個人が生き生きと生きられる社会とは―」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jjm

8
『働き方の男女不平等』の著者によるダイバーシティを考えさせる本。「(日本)子供たちの肯定的アイデンティティを育む社会環境を作ることが急務」⇒肯定的な思いは実現しやすい。「アメリカ人は一貫性がある、合理的⇔日本人は一貫性がない(よって信頼されない)、空気を読む」空気を読むという一貫性があるのではないかと一瞬思ったが理解されないか。個人的には日本人は理想的な姿に対する相対評価で自らを評し(+謙遜の文化)、アメリカ人は絶対評価で自己を判断しているような気がする。どちらが正しいということではないと思う、たぶん2023/04/29

こばまゆ

4
とても読みやすい。色んな考え方がちりばめられている。多様性の良さを発揮するには、ひとりひとりの才能が十分開花し発揮されること。とある。 自分とは違う価値観に出会ったり、視点に出会ったりすることで、同じような価値観の人達ばかりが集まる中で出される結果より、より深く広い視点を持った結果が出せるのかもしれない。授業の様子を物語にしているが、こんな面白い授業なら出たいな~と思った**2015/10/28

こうじ

2
これは良書。高校生くらいでも読める、というか読んでほしい内容。「ダイバーシティ」という書名だけど、組織や社会におけるダイバーシティにフォーカスした内容ではない。著名な社会学者が書いた本で、社会学的(囚人のジレンマとかね)な考え方や論理的な考え方、日本文化論やアメリカの学校で見られるようなディスカッションを通じた知的生産のあり方、そのような内容を寓話などを通じて伝えている、多岐にわたって気づきを与えてくれる良い本です。おすすめ。2016/10/10

鵞鳥

2
日本人の価値観って定まらないのかな・・・2013/08/11

ポコ

2
第1部、キュンキュンしながら読んだ。この物語を書いている人は、なんてかっこいい人なんだろう。魔法使いのカズとは、作者自身なのだろうか、早くカズに会いたい・・とミナと一緒にドキドキしながら、旅をした。そして、第2部。大学の講義を原稿に起こしたみたいなお話。実話かと思えば、創作らしい。メモを取りながら憶えるくらい何度も読みたい。2012/12/15

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