新潮新書<br> さよなら自己責任―生きづらさの処方箋―(新潮新書)

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新潮新書
さよなら自己責任―生きづらさの処方箋―(新潮新書)

  • 著者名:西きょうじ【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 新潮社(2018/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106107924

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内容説明

そもそも、成功は努力の結果なのか? そもそも、「マトモな人」ばかりの世の中は素晴らしいのか? そもそも、ぼくたちの居場所はどこにあるのか? そもそも、生きることとは――? 博覧強記と論理の鮮やかさ、思考の深さで20万人を超す学生たちを虜にしてきたカリスマ予備校講師の著者が答える12の「そもそも」。相互監視と同調圧力が増すばかりの“生きづらい”現代社会で、肩の力を抜いて生きられる思考法がここに。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こも 旧柏バカ一代

29
自己責任と云うより、世の中の成功はたまたま幸運が転がって来ないとなれない。その為の努力を怠らず、たまたまな幸運が来るのを待つのが良い。英語は意志の疎通の道具であって、AIがある昨今、その習得に使った時間を理論の理解に振り分けた方が良かった。本は読んだ方が良い、心は何処にあるのか?等。自己責任などの社会的抑圧に囚われて止まって無いで、今からでも出歩いて、学べって感じの本だった。2020/04/22

Yasu

17
タイトルと内容が若干一致してない。大まかなテーマとしては合ってるのだけど。僕は知りませんでしたが著者は有名な英語の予備校講師だそうです。本書は12のコラムからなっており、内容も様々。雑多な印象もあり、物によってはかなり理解が難しい章も。あまり自己責任ばかりを気にすることなく、色々と肩の力を抜いて生きてみてもいいんだろうなって思える。2019/06/01

takka@ゲーム×読書×映画×音楽

11
タイトルに惹かれて買ってみたが、著者が述べたいことをズラズラと書かれていただけで、思っていたものと異なっていた。読むのであれば、國分功一郎さんの『中動態の世界』を読んだ方がためになると思う。2019/04/22

ATS

11
★★★雑誌に掲載されていたコラムを大幅に改稿し書籍化したもの。各問いについて多くの文献・資料を用いつつ、多角的に分析している。筆者の筆力が高く、非常に読みやすい。これという明確な答えがないためそういうものを求めている人にとってはやや不完全燃焼になるかもしれないが、答えを模索する過程や理路といったものを好む人には非常に面白く読めるのではないかと思う。引用されている文献も興味深いものが多く、筆者の該博な知識もあり読んでいて知的好奇心をとても刺激される。自分がとくに好きなのは第9章だった。2018/12/24

はりねずみ

9
成功失敗には思っていた以上にたまたまの要素が大きなウエイトを占めている。そもそも与えらた選択肢は限られている。人は自由意志で決めているようで、実は受動的。幸福、happyの語源は運やhappenであり、しあわせは掴み取るものなのではなく、結果的な状態なのだ。人が能動的に選択していると思っていたものは、実は状況に応答している性質から受動的だ。能動の対立概念の中動態を深く理解したいと思った。引用されている本の分野は多岐にわたり、あらゆる角度から責任というものを考察する。教養の力ってこういうものか、と著者に脱帽

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