内容説明
世界各国が混迷を深める中、今キラリと輝いているのは、日本の長い歴史と文化である。
“いぶし銀”のような実力と価値。新時代のグローバル・スタンダードとしての日本的価値を縦横に論じる。
「パリでいつも夏休みを過ごすという、リトアニアの美学者が私に言いました。『今や、世界の文化の中心は、フランスではなくて、日本だ』と。
この書には、現在の日本の宗教、日本の伝統、日本人のあり方が語られています。
そして、すぐれた思想、豊かな歴史と伝統が強く残っている日本を、世界に伝えていくべきだ、ということを述べています。
いわばこの書は、日本が世界に発信すべき内容は何かを述べたもの、と言ってよいでしょう。
混迷を深める世界は今、日本に注目しているのです」(著者「まえがき」より)
◎日本のユニークさ◎日本の歴史の特異性◎新たな神道の定義◎神と仏と現代日本◎リベラリズムと家族の復権◎世界に多大な影響を及ぼしている日本文化◎日本の道徳「再考」◎事実に根ざした正しい歴史認識
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
軍縮地球市民shinshin
10
著者がいろいろな場所で発表した評論を集めた時論集。第7章は「『国民の歴史』の先駆性」と題して、西尾幹二『国民の歴史』発刊直後に起こった永原慶二を中心とする批判本『徹底批判「国民の歴史」』(大月書店)に対する批判を行っている。永原は既に故人だが、一橋大学教授を長く勤め、マルクス主義史学の中世史家として著名であった。彼らの人間不在の、特定の個人ではない「民衆」主体の「民衆史」に西尾の本は真っ向から対立していたので我慢できなかったのだろう。ちなみに大月書店はよく左翼の本を出している有名な出版社。2021/07/19
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