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内容説明
江戸時代の国学者・平田篤胤が出会った寅吉少年は、「天狗の国に行った」と語る。天狗界の生き物、文字、乗り物、まじない……驚くほど詳細な、異界の文化とは? やさしい現代語訳で江戸の大騒動が蘇る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひぬ
22
【読み放題】江戸時代後期の学者・平田篤胤がとある少年・寅吉が話す仙境について聞き取った内容を綴った「仙境異聞」の現代語訳版。ここまで色々な物事に通じていて知識を持っている寅吉は考えれば考えるほど謎な少年。もちろん個人的にはでっち上げた話ばかりだとは思いますが、彼はかなり聡明で想像力が豊かなのではないでしょうか。2024/05/21
あーびん
18
寅吉少年の話は水木しげる『神秘家列伝 其ノ四』で知ってはいたが、『仙境異聞』は未読。天狗にさらわれて不思議な力や異界の知識を持つ寅吉少年と、寅吉の話に夢中になりお菓子で気をひこうとしたり、男色について自分では聞きにくかったので門人にこっそりと尋ねさせていたりする平田篤胤の様子がほほえましい。真相は修験道者に連れまわされて修行をしていた利発な少年といったところか。現代語訳で読みやすいが抄訳の為ちくま文庫版も気になる。2019/01/04
波璃子
14
江戸時代に天狗と暮らしたことがあるという少年から聞き取ったものをまとめた本の現代語訳。Twitterで見てから読みたいなと思っていたので本になってとても嬉しい。太陽のフレアを予見していたような記述など、非現実とは思えなくてこういう異界の話はワクワクしてしまう。人々の願いを叶えないといけなくて忙しい、という話で、山人や天狗も大変なんだなとふむふむと読んだ。2019/01/22
しょうゆ
8
読み物として単純に面白い。個人的には抄訳で充分。「仙境異聞」を全部読もうという気にはならなかった。寅吉は堂々と嘘ついてるんだろうけど、平田篤胤が真に受けすぎてるのが面白い。仙境は本当にあるのかも、と思わせる時代って夢がある。適当に法螺吹いてるだけかと思いきや、学問に関してはたまに芯を食った発言してるのも良い。寅吉が「たけしの超常現象Xファイル」に出演したら面白いだろうな…とか考えてしまった。(大槻教授とバトルしてほしい)2020/03/10
風地
7
自称・天狗に拐かされた寅吉という少年を呼びつけ、大の大人の平田篤胤が、寅吉が連れてゆかれた異次元、山人の住まう世界のあれやこれやを聞き取ったインタビュー本。江戸時代のオカルト本の現代語訳だった!宇宙の話をしてたり、かなりスケールが大きく(ホラ話?)て、知りたかった天狗については良くわからないこともあった。寅吉の師匠が、山人は天狗じゃないと言っていて、じゃあこのタイトルダメではないのかしらと。なかなか面白かったです。眠くなったけど。2021/12/05
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