小学館版 学習まんが人物館<br> 小学館版 学習まんが人物館 杉原千畝

個数:1
紙書籍版価格
¥935
  • 電子書籍
  • Reader

小学館版 学習まんが人物館
小学館版 学習まんが人物館 杉原千畝

  • ISBN:9784092701137

ファイル: /

内容説明

六千人の難民の命を救った日本人外交官。

外交官・杉原千畝は、1940年リトアニアで、ナチスの迫害から逃れようとしたユダヤ人難民に、人道的立場から独断でビザを発給し六千人を超える人々の、尊い命を救いました。戦後、独断の責を問われて外務省から解職。しかし、イスラエル政府から送られた『諸国民の中の正義の人』賞を始め、西欧諸国から多くの表彰を受けました。もしあのとき、杉原が外務省の命令通り、ビザ発給を拒否してユダヤ人を見殺しにしていたら、戦後日本は、世界中の国から猛烈な非難を受けていたでしょう。杉原は、ユダヤ人の命と同時に日本をも救ったのです。人権と国際協調の時代の新たな旗手として、杉原千畝は、世界中の教科書で大いに取り上げられることでしょう。

この作品の容量は、65.3MB(校正データ時の数値)です。

【ご注意】 

※本書電子版には、底本の資料編は掲載されていません。

※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

※この作品は一部カラーが含まれます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

85
図書館本 名前と大勢のユダヤ人の命を助けたということだけは予備知識としてあった人物。 美談の裏で外務省とのトラブルで外交官をやめたという悲しい歴史が…。2022/03/24

ふじ

19
今更ながら詳しく知らなかった外交官について学習漫画で。その名誉が回復したのは2001年とのことで、その時はもはや小学生ではなかった。やはり学び続けることは大事。第二次大戦中に、ユダヤ人の亡命を助けるべく国に逆らいビザを出し続けた外交官。戦後は外交官をクビになるも、弁明することなく、評価されることもなく亡くなった。「今どうすべきか」を、決まりのような狭い範囲だけでなく、人道、正義に照らし合わせて大局的に考えられる大人が、果たしてどれだけいるか。自分の胸にも問いかける読後です。2023/07/20

Nobuko Hashimoto

13
杉原千畝月間。いつ頃から青少年向けの本や教材に千畝氏が取り上げられ、どのように描かれているかを検証すべく分析中。いかにも現代のマンガチックな表現に、うわぁと思ったが、これがなかなかバランスよくまとまっていた。巻末に資料や解説も載っているし、このコマのこの絵は、あの史料に基づいているなとわかるものもあった(日本人がユダヤ難民にリンゴを配っている絵。神戸で実際にそういうことがあった)。子ども向け伝記マンガおそるべし。ということは、他のコマのちょっとした表現も、出所が確かな史料がありそう。また精査してみよう。2017/06/10

如月

12
「苦慮、煩悶のあげく、わたしはついに人道博愛精神第一という結論を得た。」杉原千畝手記より カウナスでの杉原千畝氏の命がけの選択をするまでの苦悩が、感じられた遺された言葉。 勇気ある行動に頭が下がる。2015/08/16

えすてい

11
杉原千畝の功績について今更この私があれこれ言うことはこのコメントではあえて避けるが、戦後日本に帰国して外務省を首になった直後、三男が小児がんで急死。杉原家は失意のどん底にいた。しかもその三男はカウナスで生まれたので日本を知らないでいた。戦後イスラエルから「再発見」されるまで長い沈黙を貫いていた杉原にとって、「戦後」とは一体何だったのだろう。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/44844
  • ご注意事項