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内容説明
日本人がイメージする戦国史は、秀吉や家康など天下人に都合よく改変されたものばかり――。実は、秀吉は小田原城を最後まで“落城”させられず、“忠臣の鑑”と名高い家康の家臣団はとんでもない不良揃いだったと聞けば驚くだろうか? 本書は、人気歴史作家が「冴えわたる智謀」「意外な敗戦秘話」「戦国合戦の奇手奇策」「情けなき愚将たち」「生き残りをかけた策謀」など、“通説”のウラ側に隠された真相を大胆に解き明かす。戦国時代の誤解が吹き飛ぶ一冊。『戦国合戦・15のウラ物語』を改題。 【本書の内容】「小早川隆景――じつは、徹底的な頭脳戦! 厳島の奇襲を演出した知将」「白井入道――10倍もの軍勢で攻め寄せる謙信を破った謎の軍師」「三方原の戦い――いちばんの敵は味方だった!? 家康を大敗させたダメ家臣団」「石田三成――武功のためなら味方も欺く! 満天下にさらした戦下手」「毛利輝元――天下人の夢ふたたび? 大坂の役の謀反計画」……ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
97
一般的に知られていない戦国時代の合戦や武将のエピソードを纏めた、という印象で手にとったが章によっては割と一般的なエピソードも。著者の他の本でも同じだが、「おそらく」「かもしれない」「きっと」「だろう」「だと思う」「違いない」など著者のイメージを多用している。しかもそういう文章が太字になっており、著者の好みが顕著に表れている。娯楽本以上の読み物ではない。2019/04/17
いざなぎのみこと
4
日本史好きなので読んでみました。有名な戦国時代の出来事の裏側、意外に知りませんでした。家康の三方ヶ原の敗走や秀吉の水攻めや小田原攻めなど、文献を元に様々な角度から考察する一冊。物事を一面、ステレオタイプで判断しないようにしたいものです。2020/08/31
カズザク
3
出張の時はいつも本を持っていくんだけど、この時は忘れたので京都駅の売店で購入。タイトルの「裏話」に惹かれて購入を決めたのに、期待していたほど「裏話」は出てこず、どこで聞いたことがある、読んだことがある内容がほとんどだった。出てくる「裏話」も、史実というよりは著書の空想?想像?って内容ばかり。軍神・謙信を撃ち破った名将、落ち目の大友家を見捨てず孤軍奮闘した名将、二条城の会見の際に、嘘をついて密かに軍勢を集めていた正則の話は、初耳だった。輝元の野望…そんな器だったっけ?史実かどうかは?だけど、失礼ながら失笑。2020/01/25
おかポン
2
一般的には表に出てこないエピソードを集めた一冊。日本史が好きな人にはお馴染みの話だと思う。読みやすいので誰にでもおすすめできる。2019/09/01