内容説明
しきたりと聞くと、「面倒な」「古臭い」と感じるかもしれない。しかし気づいていないだけで、しきたりは実は普段の生活に根付いている。たとえば子どもが軒先に吊るす「てるてるぼうず」。約束を交わす際の「指切り」。あるいは「寝言に言葉を返してはいけない」などなど。実はこれらにはすべて意味があり、しかもその起源は怖いものが多いのだ。たとえば「てるてるぼうず」にはこんな話がある。昔、長雨が続いて人々が困っていた時、権力者の命を受けて僧侶が祈祷を行うが失敗。怒った権力者は見せしめに僧の首をはね、首を布に包んで吊るしたところ、雨が止んだ。てるてるぼうずはその姿を写したものだという。本書は言い伝えや風習、年中行事、童謡・昔話、冠婚葬祭、神社仏閣・観光地、山や村、ことわざ・故事成語にまつわる99のしきたりに隠された意味を紹介。秘められた深い意味に接すると、怖さや切なさを乗り越えた、先人たちの知恵が感じられるだろう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
10
へーって言って終わり。深い意味も見当たらないし、関心も興味ない。2023/03/22
uran
4
知ってる事もたくさんあったけど、この寒い冬にいっそうゾクリと寒くなりました。2019/01/15
ぷくらむくら
0
あまり目新しい話が見当たらず。2020/08/23
さーもん
0
一つ一つのテーマが、端的に纏められていて読みやすいが それがかえって、内容が薄く感じます。 〜という説もあるという終わり方で、結局どうなんだろうと思います。 答えは出なくても、作者の考えなど織り込んで欲しかったなと思います。 オカルト話が、初心者の方やちょっと興味がある人には ピッタリの本だと思いました。2019/06/23