内容説明
ドラマ化もされ単行本コミックも累計700万部を突破した『Dr.コトー診療所』の医学監修者であり、現役産婦人科医が描いた、爆笑、そして感涙のコミックエッセイ、ついに発売!! 医者の日常をコミカルに、ときには痛烈に反省しながら、マンガで描く。医者の生態がよくわかり、病院に行かない人でも思わず笑い、泣けてしまう。内容例を挙げると、 ◎はじめての人体解剖 ◎研修医養成ギプス ◎大学医局って何よ? ◎医者も病気になります ◎ボクはドクハラ医者 ◎医者の人生はロシアンルーレット ◎生命の重さ等々 巻末には、『Dr.コトー診療所』の著者、山田貴敏氏との対談も掲載されている。その中では、『Dr.コトー診療所』の裏話も話されていて興味は尽きない。「本書には医者の真実の姿がある! 現場にいる人じゃないとわからない驚嘆、感動の連続だ」という山田貴敏氏の推薦の言葉に本書のすべてが集約されている。本邦初の医者のコミックエッセイである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のりすけ
9
「医学部に行ったら就活とかしなくていいから楽やで」と勧められたけれど、拒否って別学部に行った息子。これを読むと最近の「出来る子の医学部流れ」は、結構チャレンジリスクが大きいと思ってしまう。向き不向きは確実にあるんだよなぁ。2018/03/01
gohan takikomi
2
医療事故が問題になったりするが本来の人間の活動に反して外から手を加えるのだからリスクと隣り合わせだ。 人の生死に関わるのだから自己の精神を守るために殻も作ってしまう。 法、精神面での医者の苦悩が描かれている。 リスクは医者が取って責任も医者が取ってください、そして絶対に治してください。 お医者さんに負担を掛けすぎではないだろうか? 2018/04/07
茶田
1
第1話の医大時代の飲み会のエグさにまずドン引き、このエピソードを単に自虐として扱っている時点で著者の感性は独特だと思わされた。でも医師としてはこれが普通なのか?単にこの出身大学が特殊なだけなのか・・・。内容としては医師として生きるハードさが時にコミカルに、時にシリアスに描かれていて一気に読めた。2018/05/20
ソーシャ
1
漫画家としても活躍されている産婦人科医、茨木保先生の自伝的な本。医師になるまでの道のりの他に、医局制度や防衛医療の問題についても経験談を交えながら触れられています。色々と自虐的でかなり面白い本です。2012/05/20
whizz
1
面白かった。自虐ネタも多いけど、この作者の真面目さがちゃんと伝わってきた。なんだかわからないけどちょっと元気になった。2010/10/21