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内容説明
テクノロジー系のスタートアップがひしめくシリコンバレーから「ディスラプト(破壊)」の代名詞となるほどの衝撃を市場にもたらした、画期的で驚異的なビジネス、ウーバー。
これまでのシリコンバレー初のインターネットビジネスは、あくまでもネットにとどまり、広告収益モデルをベースに展開。
既存のビジネスとの競争を避ける気運があった。
しかし、ウーバーは違う。
実際に既存産業に殴りこんでいって、それを倒し、市場から広告とはまったく違うお金を獲得するに至った。
アメリカのタクシー産業に大打撃を与えたウーバーは、日本ではどう作用するのか―
数年後には、東京オリンピックや大阪万博をひかえる日本。訪日外国人の増加や、「白タク」の影響は?
高齢化に伴う、福祉への可能性は?
そして何より、タクシー業界への影響は?
本書では、ウーバーの急成長の要因と課題を分析した「ウーバー解体新書」である。
日本ではまだ一部の人にしか知られていないサービスの全貌と、その変革者としての位置づけも述べる。
そこには、利用者としてだけでなく、著者自身がドライバーを行ってみての体験が活かされていることも追記しておきたい。
さらには、日本国内で「ブラインドスポット」となっている部分がないかの検証も行う。
ウーバーが米国で成長した背景、今後の成長課題、そして日本で同様の革命が起こる可能性があるのか、それらを各章で解説していく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hk
20
2009年にアメリカで操業を開始したライドシェアサービス・ウーバーは瞬く間に時代の寵児となった。…4Gスマホの普及、AIの劇的な発展、所有から共有への生活様式の変遷…などの波にものの見事に合致したサービスだったためだ。本書はアメリカ在住でウーバーを乗客としても運転手としても扱いこなす著者が、自身の経験を中心にすえてウーバーについて解説していく。「ウーバーの価格体系は日本のタクシーに比べて高い」「広告収入に依存しない新手のITベンチャー」「ソフトバンクが筆頭株主」といったちょっとした知識を得られる一冊だ。2019/03/14
Sizuku
4
ウーバーのサービス、強み、課題、流行って背景などがまとまっている。アメリカのタクシーは質が低いドライバーや車両が多く、また、中々捕まらないという問題点があった。ウーバーでは、運転手への評価システムによる質の担保、位置情報によるマッチングなどでこれらの不満を解決した。利用者が増えるにつれて集まる膨大なデータによって、マッチング精度の向上など、更なる進化が期待される。その一方でドライバーによる性犯罪問題などが課題として残っている。2019/03/21
人工知能
3
コンサルの方がウーバーについてまとめられた本。自らも運転手となりその経験にも基づいて書かれている点はユニーク。運転手の目線から、車両の登録にはウーバーグリーンライトに行って点検してもらう必要があったり、車内での嘔吐にあってしまったら現状復帰代金を請求できる、ということが書かれており、これは普段は語られない観点だろう。またスクーターシェアリングにも資本を入れているので今後はそことのシナジーがどう発揮されていくのかにも注目したい。日本にはディディやグラブのようにタクシーとも共存する形で入らないかなあ、と思う。2019/08/12
なゆた
2
基本的なことと、著者がアメリカで実際にUber運転手をして感じたことが書かれている。あまり深く論じてはいない。普段から日経を読むような層にはおすすめしない。Uber知らないような人が軽く読む本。2020/03/28
オッティ
2
日本のタクシー業界はアメリカより遥かに大きく、1.5兆円規模である。ウーバーによりお金を持っていなくても、時間を気にしなくても移動できるようになった。フルタイムでライドシェア事業を行うと、1年で10〜15万キロも走ることになる。思っているより車の消耗は激しく、自動運転のMaas提供会社は買い替え需要やタイヤの交換を頻繁にするだろう。DIDIの20%の株をウーバーが持っているのは知らなかった。バチバチにはやり合わないのではないか?2020/02/27
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