講談社文庫<br> 無職無宿虫の息

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講談社文庫
無職無宿虫の息

  • 著者名:色川武大【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 講談社(2018/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061831865

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内容説明

ほれてかよえば千里も一里、ふられてかえればまた千里。――ぐれてのたくりゃ一里も千里、足を洗うにまた千里。ごぞんじ色川節の名調子が冴えわたる。時は昭和二十…年、焼け跡、闇市のその時代、愛すべき無職無宿の大のたくりのやさぐれたちの、哀しくもしたかかでたくましき生きざまを、軽妙なタッチで描いた傑作短編小説集。ぐれて歩いたあの日の、型破りの青春放浪記。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hirayama46

3
アウトローな日々を過ごす社会のはぐれものたちの恋愛模様を描いた連作短編。のちに『寄席放浪記』を記した色川武大だけに落語調の語り口は堂に入っていますが、まだ試行錯誤の段階だったのか、最初と最後ではけっこう毛色が変わっていますね。色川武大の作品群ではそれほどメジャーなものではありませんが、十分に面白い佳作でした。2021/07/30

久守洋

1
噺家のような語り口で綴られる、恋愛をテーマにした短編集。一編一編は短いが、それぞれ独立した映画になりそうな濃密さを持っている。色川はロマンチストである。2012/10/10

バールの様なモノ

0
色川先生の、文体に不思議と入り込み当時の状況が目に浮かんだ。戦後の時代からなのか、相当に色々な経験をされており自分にはとても理解できない事も多々あったが自分もあたかも自分が経験した様な気分になってしまった。2022/04/07

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