内容説明
ビジネスに、投資に、就職に! 「権力者の絶対法則」を知れば、未来が見える!! 権力を握る者は、日本であれ世界のどこかの国であれ、物事の考え方や判断、そして行動に、「絶対法則」のようなパターンがある。著者は日本の政治や世界の情勢を眺めるうちに、それを確信した。 本邦初公開! 「明日を予測する技術」は、政治、経済、国際関係だけでなく、会社や組織の身近な人間関係をさばいていくうえでも役立つ優れもの!
目次
まえがき―日本の大問題の裏に潜む絶対法則
第1章 公開情報を読む技術
第2章 スキャンダルの舞台裏を読む技術
第3章 日本経済の実力を読む技術
第4章 野党と左派マスコミの行動原理を読む技術
第5章 外交・安全保障のロジックを読む技術
第6章 北朝鮮・韓国を中国から読む技術
第7章 米中「新冷戦」の帰趨を読む技術
第8章 憲法と左翼の未来を読む技術
終 章 米中「新冷戦」で変わる世界と日本
あとがき―現実主義と理想主義の到達点
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hk
15
「ネジレ国会かつ与党が衆院で2/3議席以下の時に、予算案や特例公債法との兼ね合いから首相辞任や衆院解散の率高し」という法則が最大の収穫だ。現下の日本において通常国会で予算編成案を通すには赤字国債法を可決するのが絶対条件。だが参院で否決されれば、衆院で2/3の賛成がなければそれが通らない。つまりは予算が組めなくなる。これを踏まえてネジレ国会となっている場合には、一か八か衆院を解散して2/3の議席を狙う博打に出るか(12年民主党政権)、総理が辞任して何らかのバーターを行うか(08年福田政権)の二択も視野に入る2019/05/17
mazda
14
政治家が直接政策を教えてくれるわけないんだから、話した言葉の端端から、今後どう動くのかを予測するくらいのことは、記者さんたち、がんばってやってくださいよ。本当のことを言わないとむくれてみたり、記事にしないのに嫌がらせのように官房長官に質問をぶつけまくる東京新聞の記者とか、日本はマスコミのレベルが低すぎるから、民度も政治も向上しない。今はYouTubeでの発信も多いので、本当のことをみんなが知りつつある中で、低レベルなマスコミは淘汰されていくのではないでしょうか。2020/07/15
やす
6
著書の意見にはいくつか反対する部分もあるが、とても内容は濃かった。予測する力というよりは読みとく力を一番持つジャーナリストは長谷川氏だとお世辞抜きに思う。馬鹿馬鹿しくて新聞なんて読んでられない。 ゴリゴリ9条改憲派のはずが断固反対の党のトップになって全くマクロ経済案を出さず、緊縮万歳、無制限再分配万歳のお方がいるようですが、野党トップがこれじゃあしんどい。2019/01/19
まゆまゆ
5
マスコミが報じる政治関係の内容は、権力者たちがどう考えるかよりも、自分達がどう願っているかを優先して伝えようとするので、間違えるし信用を失っていく。現在の安倍政権は世論調査重視でできることを丁寧に見極め、できないことには手をつけないという戦略で徹底していることを明らかにする。国際情勢の見方も丁寧に解説していて頭に入りやすかった。2019/03/25
tak
5
政治の裏側は、一般人にはわからない。著者の主張が、必ずしも正しいのかもわからないけど、日本の政治家は国民を向いていると言うのは、腹落ちするな。朝韓融和で、九州が緊張する時代が来る予感は嫌だな。米中対立がINF破棄を産んだのも、こうした流れなのかな。2019/02/03