内容説明
なぜ、そこに城が築かれたのか?
土塁の下に埋もれた歴史を掘り起こす!
奈良・平安の昔から幕末・明治に至るまで、城は大小問わず軍事施設であり、権力者の象徴でした。城は合戦の舞台であるだけではなく、城を舞台に繰り広げられた人間ドラマが歴史上の出来事となっていくことも多かったのです。
清洲城で開かれた清洲会議は、信長亡き後の権力闘争の舞台であり、秀吉にとっては天下統一に邁進する場となりました。
本書は30の城を舞台に歴史を改めて読み解くことで、歴史教科書では叙述されることのない日本史の裏側を浮かび上がらせる、ユニークな歴史書です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tsune105
3
全国の津々浦々の城を巡れる作品。 一つの城当たりの参考資料が1冊なのだが、日本史をマスターした人には物足りない。しかし、私の様な日本史に自信がない人にとって、わかりやすくほどよい。現地教育委員会の素っ気ない説明より本作の方がいい。 姫路城の様な後期の城ではなく、防衛拠点としての山城を観たくなる衝動が止まらない。 ともかく、日本史を軽く抑えながら、国内旅行の一つの目安となるだろう本作。2020/02/29
Tak
1
日経ビジネス人文庫の書き下ろしになります。 有名なお城のあらましを簡単にまとめた読みやすい本です。
Sugiwoggie
0
近所の本屋の店頭に並んでいたので思わず。知っていることも多かったけど、全般的には面白かったです。2020/02/19
じょるじ
0
城巡りに役立つ一冊だと思います。2019/08/15
EMA K
0
お城巡りをしながら読むにはいい本でした。日本史がわかるとお城への思いも深くなります。2019/03/28