内容説明
【内容紹介】
日々起こる出来事やニュースを見聞きしたときに感じる素朴な疑問を解消するために、理解しておきたいポイントをイラストや図版をふんだんに交えてわかりやすく紹介しています。
子どもに質問されたときに、きちんと答えてあげたい親御さんや、中高生にピッタリの1冊です!
掲載されているテーマの例
「パンダはなぜ中国へ返すの?」
「日本にカジノができるというけど、問題はないのかな?」
「証人喚問をしても何もわからないのはなぜ?」
「古くなった道路やトンネル、補修されずにそのままなのはなぜ?」など、
雑誌『レタスクラブ』の人気長寿連載をまとめた1冊。
ふだん目にするニュースの「本当の意味」を知るために必要な知識や教養を、子どもにも、もちろん大人にもわかるように池上彰さんが解説します。
新学習指導要領が2020年度から変更になり、より「思考力」が問われる時代に向けて、自分のアタマで疑問を持ち、納得できるようなニュースの見方を伝えます。
テレビ、ネット、新聞、書籍などからの正しい情報の取り方についても触れています。
【目次】
第1章 日本の「今」がわかるニュース
第2章 世界の中の日本が見えるニュース
第3章 政治へのギモンがわかるニュース
第4章 未来の日本が見えてくるニュース
第5章 ニュースの送り手・メディアについて考える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
90
7年くらい前の本だが、わかりやすい。ニュースもそれほど古くないので理解しやすい。学校や社会人にこんな、教え方をしてくれると分かりやすいし身につくと思うのだが。政治や経済のこと、海外の問題他にもたくさんあるが。自分にとって一番知りたい情報は何なのかいつも考えて調べてみる、わからなかったら本書のような本で探して読むことが大事だと思う。スマホで検索すればなんでも出てくる時代だが、本で調べるのとではやはり違う。当然私の場合、本です。図書館本2025/03/11
レモン
47
乾いた身体にすぐ浸透する水のように、頭にするする入ってくる文章を書ける能力は素晴らしいと思う。様々なニュースについて子どもに聞かれた時にきちんと答えられるようにというコンセプトだが、確かに知っていることが多いくせにちゃんと説明できないことが多い。知っていると説明できるは全然違う。アウトプット意識しなければ。一番驚いたことは、本書が『レタスクラブ』の連載がまとめられたものということ。池上さん『レタスクラブ』で連載されてたのね。2022/07/19
33 kouch
38
2018年の本。2024年に改めて読むと背景が知れて勉強になる。当時、当然耳にした論点ばかりだが、自分の認識が浅いのに驚く。改めて知り今を見つめると変わった見方ができる。特にこの2024年7月15日というこのタイミングだと、鰻の話、政治資金規正法、トランプに関する諸々の話はとてもタイムリー。今現在の見識を深めるためにも、古くても池上さんのシリーズは定期的に目を通したい。2024/07/15
かおりん
25
様々なニュースを分かりやすく解説してある。働き方改革で高齢者と女性の働き手を増やそうとしている。高齢者の免許証自主返納より車の性能を上げる方が確実かも。本来奨学金は返済の必要のないもの、返さなければならないのは学費ローン。オリンピックは政治利用されやすい。都知事に権力があるのは直接選挙で選ばれるから。官僚と政治家はどちらが力があるか。国立大から文系学部が減る。文科相に逆らうと運営費が減る。来年から小中高で日本と世界の近現代史を学ぶ。新聞に誤報はつきもの。記者が暴走し大誤報を生むことも。2019/08/04
hk
22
「教育委員会という伏魔殿」「大韓航空機撃墜事件は五輪の暗部」「ウナギが絶滅危惧種入りで価格高騰。鯨の二の舞か?」「パンダは1984年に絶滅危惧種に指定され、中国への返還義務が生まれた。年1億円のレンタル料金でガッポガッポ」「プレミアムマンデーのお次はシャイニングマンデー?」 「災害対応権限は原則知事にある。阪神震災直後に自衛隊が動きたくとも動けなかったのは兵庫県知事からの要請が遅れたため」「記憶にございません、刑事訴追を受ける恐れがあるので…、証人喚問と偽証罪を逃れる悪知恵」など広く解りやすくの池上節だ。2019/07/22