主体的に動く アカウンタビリティ・マネジメント

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主体的に動く アカウンタビリティ・マネジメント

  • ISBN:9784887597440

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内容説明

どうすれば社員はもっと主体的に動けるのか?
変質とスピードの時代、勝敗を決めるのは社員一人ひとりのアカウンタビリティの育成だ。
米国で最もポピュラーな童話のひとつ『オズの魔法使い』をもとに説く、21世紀の経営の神髄。


本書の原書であるThe Oz Principleは1994年にアメリカで出版され、50万部を超えるベストセラーとなっています。

すべての経営者と管理職にとって、「主体的に動く」社員をどうしたら育てられるのかは切実な問題です。
本書の著者は、そういった社員を育て、結果を出す組織をつくるために、「アカウンタビリティ」を高めることが必要だと説きます。
「アカウンタビリティ」とは「被害者意識」の反対で、「自分が問題の当事者であると考え、自分の意志で主体的に行動しようとする意識」を意味します。

現在、日本においては、「アカウンタビリティ(accountability)」という言葉は会計用語と受け取られることが多く、その場合「会計責任」「説明責任」などと訳されます。
英語としてはもう少し意味の範囲が広く、単に「責任」「義務」と訳せることもあるようですが、アメリカでもビジネスの場では、日本同様に会計用語として使われるのが普通でした。
ところが本書の出版後は、本書の中に述べられているような意味で使われることが多くなっているようです。本書の影響の大きさがよくわかります。

著者は、アメリカで最もポピュラーな童話である『オズの魔法使い』のテーマは
「登場人物たちが被害者意識から脱し、自分の持っている能力に気づく」
ことだと言います。
そして、『オズ』の物語や登場人物になぞらえながら、個人と組織がアカウンタビリティを高めていく方法を解説していきます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるき

20
 気づきと学びに満ちた良書。オズの魔法使いをモチーフに、自主性と責任感の重要性を説く。ボーダーラインの上と下、楽なのは後者ですが、何とか踏ん張って上を目指したい。2020/04/03

Kazehikanai

20
リーダーシップの源泉はマインドにあると思う。能力や方法論はその後の話。本書はその本質を突いていて、自分にとっては非常に納得度の高い主張を展開してくれる。現実を見つめ、当事者意識を持ち、解決策を見いだして、行動に移す。ただ、そのマインドの育て方の確信の持てる答えや手法を提示してくれていないのは残念。が、ヒントはある。マインドを育てること、それを仕組みに落とすことが新たな使命になった私にはとても良い読書になった。自己啓発本も学びは多いと再認識。勉強のための読書もやっぱり必要なんだなぁと。2015/12/19

ジコボー

4
大きな気づきを与えてくれました。主体的に動くとは当事者意識を持つことです。当事者意識を持つこととは、被害者意識を捨て去るということです。「自分の仕事じゃない」「言ってくれればやった」「何をして欲しいか指示が欲しい」などなど、これらの発言は当事者意識が足りなく被害者意識の発言であると本書では言っています。意識していなければ陥ってしまう被害者意識ですが、コレを脱するためのヒントが散りばめられています。「自分には、他に何が出来るか?」常に自分に問いながら生きていきたいと思いました。2019/12/07

あとも

4
オズの魔法使いの登場人物たちをモデルに自己や組織のアカウンタビリティの向上を説く。途中簡単なテストで、自分が当事者意識をもっているかなどのセルフチェックやテストができるようになっている。現実を見つめ、当事者意識を持ち、解決策を見出した上で行動に出る。基本的なステップだが、なかなかできないものである。2015/10/19

nakmas

4
たぶん3読目くらい。 有名な大会社が、「被害者意識」に陥ったり、自ら変革を怠ったり、その結果どうなったか。 逆に、経営者や組織人が取った、責任感や主体性から生まれた行動と、その結果どうなったか。 実際の多くの事例から、じゃあ自分は今の時点で何から手をつけたらよいかが学べる。 自分の場合は、人見知りを取っ払って、いろんな人とつながりを作って、一緒に商売にしていくことかな。2015/06/27

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