内容説明
子どもの人生を決めるのは、経済的な豊かさや子どもの生まれ持った資質ではありません。すべては親の行動であり、天才と呼ばれる子のほとんどは才能を後天的に開花させています。本書は、「習慣の教育」「才能を開花させる習い事」などをテーマに、親のあり方を説いた1冊。才能のない子など、この世に一人もいないのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
36
教育についてすごくまっすぐ語っている一冊です。夫が好きかもな、と思って借りてきたら案の定。毎日あっちに行ったりこっちに行ったり。楽しい日よりもいろいろぶつかる日が多くなってきた最近。でも…「勉強楽しい」と言っている彼女の姿はまぶしいな。2022/02/10
ta_chanko
15
子どもの特性を見つけて伸ばしていくことが大切。親が勝手に決めるのではなく、子ども自身が選択したように導いていく。習い事は10年は続ける。親が事前にサポートして得意な状態で始めさせる。「できない」というバイアスを取り払う。才能は生まれながらに決まっているものではなく、強い信念と日々の習慣によって作られていくもの。本当に子どものことを思ってサポートできるのは親だけ。学校などの機関に任せきりにしない。2022/03/26
まゆまゆ
11
親が「こんな人間に育ってもらいたい」という信念を持ち、大きく構えて子どもと向き合っていれば、子どもはたくましく成長する。どんな子どもでも何らかの才能があり、いずれ才能を開花して社会で自分らしい人生を歩んでいける。そのための大きな3つの柱は、よい習慣、思考力、アイデンティティの確立、である。2019/06/28
makimakimasa
6
ジャカルタの邦人誌で著者の連載を読んで購入。良い習慣→思考力→アイデンティティの3本柱を備えた子を育てる。子に主体性を持たせながら、いかに親がサポートするか。具体的で説得力が高く、非常に納得の多い内容だった。敢えて引っ掛かる点を挙げれば、習い事を途中で止めさせてはいけないとか(そんなに重大な失敗体験か)、忙しくさせて無意味な行動を減らすとか(暇も大切では)、幼少期からのコンピュータ教育に無警戒な事(弊害が気になる)。ただ自分の子供時代を振り返ると、色々と思い当たる節はある。だから天才になれなかったのか。2022/08/26
Ryota
3
仕事のことは勉強するのに子供の教育は我流でいけると考えていた自分のスタンスに疑問を抱き、初めて手を出した教育本。 なるほどと思うことが多くて、頷き過ぎて赤べこになるかと思った。 結局一番大事だと感じたのは、「教育のゴールは子供が自分の才能を見つけて、自分の人生を選択できるようにすること」という部分。ここを意識すればそのほかに書かれていることは自ずと実践されていくと思料。 ちなみに、邦題はダサいが、Ways to bring out your child’s creative geniusが副題。2021/08/04