新潮文庫<br> ワインズバーグ、オハイオ(新潮文庫)

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新潮文庫
ワインズバーグ、オハイオ(新潮文庫)

  • ISBN:9784102201510

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内容説明

オハイオ州の架空の町ワインズバーグ。そこは発展から取り残された寂しき人々が暮らすうらぶれた町。地元紙の若き記者ジョージ・ウィラードのもとには、住人の奇妙な噂話が次々と寄せられる。僕はこのままこの町にいていいのだろうか……。両大戦に翻弄された「失われた世代」の登場を先取りし、トウェイン的土着文学から脱却、ヘミングウェイらモダニズム文学への道を拓いた先駆的傑作。(解説・川本三郎)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

110
アメリカの田舎町での連作短編。19世紀とのことだけど、全然古臭くない。 若い人の焦りとかおんなじだと思う。2025/12/05

ペグ

85
ウィング・ビドルボームは両手で、たくさんのことをしゃべった。その細くて表情豊かな指、常に活動的でありながら常にポケットのなかか背中に隠れようとする指が前に出てきて、彼の表現の機械を動かすピストン棒となる。ウィング・ビドルボームの物語はこの両手の物語である。〜「手」の一節。 印象的なこの短編が好きでした。2018/08/29

ゆのん

81
米文学の金字塔。簡単に言うとワインズバーグという町の住人達の話。読んでいると個性豊かというかクセが強いというような住人ばかりのように思えるが、自分や周りの人達が普段の生活でふと感じる事や思い悩む事と大差ないように感じた。遠くに感じる理想や思い通りにならない現状、孤独や寂しさ、憎しみやねじれた思いなど。人間のネガティブな面を再認識させられた気がする。だが、何故か読後感は悪くない。2018/07/11

マエダ

71
「いびつ」な人達の物語。人間が様々な衝動に左右されること、合理的には説明できない人間の行動を描き出している。素晴らしい一冊。世界の不条理や人間の暗い部分を剥き出しにしているが誰しもが理解できる不変の文章。2018/11/24

アナーキー靴下

55
素晴らしかった。訳者あとがき通り、「リアリズムで真実を捉えるのではなく、主観的な印象を言葉にしようとする。そしてものの陰に隠れた「何か」を捉えようとする」、この精緻さ。思ったことをそのまま言葉にすれば主観になるわけではない。私なら、目の前で身内の不幸を嘆き悲しむ人、その姿がいかに滑稽であっても、それを滑稽と感じる意識は抑圧され、情動に覆い隠されてしまうだろう。本作はプリミティブな意識が衒いのない文章で表現されることにより、奥に隠された何かがまざまざと伝わってくるのだ。絶えず胸が締め付けられる、類稀な傑作。2026/03/01

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