内容説明
石田三成にまつわる陰湿なイメージは、江戸時代、幕府御用学者によってでっちあげられた虚像である。では、三成という武将のまことのすがたは、どのようであったのか? ――「士は己れを知るものの為に死す」との真の武士の信念を常に肚に収め、故・秀吉の信頼と恩顧にこたえて、大敵・家康に挑み殉じた、三成の生涯と実像を描く会心作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
7
日本史の真理というか法則みたいなものとして摑みかけていることの一つに、権力者の遺言が守られぬところに日本人の究極的現金性が見られる、というのがある。「独裁者の最大の失敗は死ぬことである」との小室直樹の喝破を考え合わせると、日本人だけに限ることではないようだ。ならば逆に265年の徳川政権を作り上げた家康の策略はなお一層凄いことになる。三成の生き様はこの法則破りの奇跡であり、光の射す方向である。「三成は、おのれを知るもののため、つまり、かれの才能を認め、十九万四千石の大名・豊臣家五奉行の一人にひきたててくれた2023/02/07
くまきん
0
官僚としては非常に優れていたが、武将としての資質には疑問があった石田三成の生涯を資料を中心に描く。しかし結局の所、石田三成も徳川家康にいいように操られたんでないかな~?ほんと徳川家康は日本史最高の狸親父でっせ!秀吉恩顧のおっちょこちょいの福島正則や単細胞の加藤清正を簡単に自分の味方にしたし。このタヌキに比べたら現代の某市長ハシシタなんかほんまに子ダヌキだぁ…!2013/08/21
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