開成をつくった男、佐野鼎

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開成をつくった男、佐野鼎

  • 著者名:柳原三佳【著】
  • 価格 ¥1,595(本体¥1,450)
  • 講談社(2018/12発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065135846

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内容説明

東京大学合格者数日本一、政官財界に人材を輩出する開成学園の前身、それが共立学校である。長く続いた武士の世が終焉を迎え、近代化へと大きく舵を切り始めた幕末、日本の誰よりも早く、米国、欧州の土を踏み、「人の仕立て方」、つまり教育こそが国を創ると予見した男がいた。これは、近代日本に教育の礎を築き、後世に逸材を輩出した、ある男の物語である。明治維新150年を締めくくるのにふさわしい巨弾歴史小説の誕生!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yuzyuz_k

10
ノンフィクション作家が書いた小説。 淡々としていながら、胸が熱くなる部分もあり、面白く読めました。時代の大転換の中で生きていきながら、しっかり種を蒔いた方で素晴らしい方ですね。 佐野鼎の哲学のおかげで、現在、いろんな書物などを通して、素晴らしい偉人に会わせてもらってる感じがします。2019/01/30

じょうこ

8
大好き本!小説仕立てでワクワク読めた。幕末〜維新と時代の境目、溢れる陽光を感じた大作。鼎は決してエリートの出ではない。だが、人格をも含むその優秀さで、幕末に訪米、訪欧と2度の渡航を果たす。表紙写真はパリで撮影。丁髷、帯刀の侍たちが、スミソニアン他を見学し学ぶ描写が楽しい。彼の思いと行動は、2020年先行き不安なこの時代で、勇気を与えてくれる。前を向こう、と。ちなみにタイトルにある「開成」は逆効果では? 敬遠される要因になりそうでもったいない。超エリートではない若者の話。渋沢もいいけど、鼎もね! 2021/03/07

ボタン

2
昔から幕末史は好きで読んでいたが、最近は幕府側から見た歴史の見直しが気になる。幕府はいい仕事をしているし、幕末のスーパースター達ばかり繰り返しスポットを当てるのではなく彼ら以外の優秀な、魅力的な人物にももっと着目すべきである。志高く開拓者精神と自分がやらねばという使命感と情熱に心動かされる。佐野鼎もそうだが事故や病気やまたは戦争や暗殺などで優秀な人物が早逝してしまうのは惜しい。昔のアメリカ人には偉い人が多かったと感謝。著者初めての小説とのことであるが非常に読みやすく面白く読めた。2020/06/12

chuji

2
久喜市立中央図書館の本。2018年12月初版。書き下ろし。幕末から明治維新にかけて生きた鼎の人物伝。面白かったが、表題の【開成】は要らないのでは?本を売る為に興味を引く狙いだねぇ~ 鼎氏は49歳で亡くなり惜しい‼️2019/01/19

しん

1
幕末の混沌とした時代。 人を国を思い、本当に次代に残すべき事を貫いた男の話。 強さを感じた。

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