日本経済新聞出版<br> デジタル・ビジネスモデル 次世代企業になるための6つの問い

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日本経済新聞出版
デジタル・ビジネスモデル 次世代企業になるための6つの問い

  • ISBN:9784532322489

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内容説明

■あなたの会社はどのようなデジタルトランスフォーメーションをどれぐらいまで目指せばよいのか?
6つの問いを自社にあてはめて考えながら読み進めるうち、デジタル化の成功モデル4類型のどれを目標とすべきかがわかる。斯界の大御所でMITの教授を務める著者が、豊富な企業事例に基づき、一般向けにわかりやすく解説。

■6つの質問とは以下の通り。
1.脅威:あなたの会社のビジネスモデルに対して、デジタル化がもたらす脅威はどれほど大きいか
2.モデル:あなたの会社の未来には、どのビジネスモデルがふさわしいか
3.競争優位:あなたの会社の競争優位は何か
4.コネクティビティ:「デバイスやヒトとつながって(コネクトして)学びを得る」ために、モバイル技術やIoTをどのように使いこなすか
5.能力:将来のためのオプションに投資するとともに、必要な組織変革の準備をしているか
6.リーダーシップ:変革を起こすために、すべての階層にリーダーとなる人材がいるか?

■デジタルビジネスモデルの成功モデルをフレームワークによって4つの類型に分けると以下の通り。
1.サプライヤー:他の企業を通じて販売する生産者(例:代理店経由の保険会社、小売店経由の家電メーカー、ブローカー経由の投資信託)
2.オムニチャネル:ライフイベントに対応するための、製品やチャネルを越えた顧客体験を創り出す統合されたバリューチェーン(例:銀行、小売、エネルギー企業)
3.モジュラープロデューサー:プラグ・アンド・プレイの製品やサービスのプロバイダー(例:ペイパル、カベッジ)
4.エコシステムドライバー:エコシステムの統括者。企業、デバイス、顧客の協調的ネットワークを形成して、参加者すべてに対して価値を創出する。特定領域(例えばショッピングなど)において多くの顧客が目指す場所であり、補完的サービスや、時にはライバル企業の製品も含め、よりすばらしい顧客サービスを保証する(例:アマゾン、フィデリティ、ウィーチャット)

■本書で挙げる企業事例は、エトナ、アマゾン、BBVA、オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)、DBS銀行、ダンキンドーナツ、フィデリティ、ガランティ銀行、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ペイパル、P&G、シュナイダーエレクトリック、セブン-イレブン・ジャパン、USAA、ウールワースなど

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

9
デジタル化された世界で成功するには、あらゆる規模の企業がビジネスモデル、従業員、組織構造、重要なコンピテンシー、企業文化を含めて自社を改革し、組織に大幅な変更を加える必要がある。簡単に述べれば、あなたの会社が顧客と良い関係を作れるかは、顧客とやりとりするためのデジタル的な方法を新しく創り出せるかどうかにかかっている。デジタル技術によって実現できる新しく魅力的な何かを顧客に提供し、顧客が訪問したいと思う場所を創り出すことで、自社の事業を差別化する事である。我々はこのプロセスを、次世代企業の構築と呼んでいる。2018/12/27

なかむ

3
デジタル化でまよう企業には良い教科書になりそうだ。デジタル化は起こるかどうかではない、いつどのように起こるか?であり、今後10年の成長を運命付けるものだろう。ではデジタル化は何につながるのか?それは革新的で優れた顧客体験と、業務効率の簡素化自動化からなる二刀流だ。その目的に向け、デジタル化を如何に進めるか?最終顧客についてのナレッジと、ビジネスデザインの二軸から、4軸にプロットを分けることで現状の立ち位置の理解と今後向かうべき方向性を示している。学ぶ内容は盛りだくさんの本だった。2019/01/29

Mikio Kitayama

2
今はやりのデジタルトランスフォーメーションについて、自己診断ができるチェックリストが付いていたり、自社のどの段階にあるかわかりやすいようにフレームワーク化されている。デジタルビジネスモデルフレームワークの解説として、分かりやすい本2019/12/13

Hiromu Kanazawa

1
サプライやー、オムニチャネル、モジュラープロデューサー、エコシステムドライバーの四象限にわけることで企業のポジショニングと行き先を記した本。訳しかたが微妙なせいか、上記以外はすっと頭にはいってこない。2018/11/28

Kei

0
デジタルとの融合を果たした次世代企業と成長していくためには何が必要か、そして現在地はどこなのか。いくつかのフレームで語られる分析は切れ味もよく小気味良い。一方で理想とするゴールまでの道のりは長く、製造業や金融業など、業種による違いもあり、総論賛成各論反対の様相もある。①機会と脅威、②相応しいモデル、③競争優位、④どうつなげるか、⑤改革能力はあるか、⑥リーダーシップはあるかの6段階の思考ステップは良くまとまっているので自社での検証を進めたい。 ☆☆☆☆2022/11/07

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