角川新書<br> 巡礼ビジネス ポップカルチャーが観光資産になる時代

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角川新書
巡礼ビジネス ポップカルチャーが観光資産になる時代

  • 著者名:岡本健【著者】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • KADOKAWA(2018/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040822594

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内容説明

市場拡大するアニメ産業から派生した「聖地巡礼」という消費行動。どうしたら「大切な場所」を作ることができるのか? 「過度な商業化による弊害」事例も含め、文化と産業とが融合したケースを数多く紹介する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Porco

19
あちらこちらで、いろいろ工夫しているんですね。観光産業は創造性が求められるものだということが、実例から感じられました。2019/02/23

綾(りょう)

13
著者は観光学の専門家。アニメの聖地巡礼の事例を取り上げて、ビジネス化する方法をまとめている。自分も、ゴールデンカムイ、あの花、氷菓といった作品の「聖地」に行ったので興味深い内容だった。本書でも書かれている通り、聖地巡礼のさきがけとなった作品が、埼玉県鷲宮神社を舞台とする「らき☆すた」だ。グッズを販売する方法に工夫があり、観光資源がない土地に人と金が集まるようになった。ただ、あまりに聖地巡礼を利用した金儲けの匂いがすると、消費者も冷めてしまう。あくまでも作品の世界観を壊さないような宣伝が必要だ。2024/09/24

富士さん

4
コンテンツビジネスの一環としてのコンテンツツーリズムはディズニーランドに見られるように目新しさはなく、消費者主導型の「聖地巡礼」は新しい現象だけど地域が食えるほど儲けようとすると醒めるものです。「ビジネス」を強調すると取り立てて新しくないし、「巡礼」を強調すると儲かるとは言い難い。巡礼ビジネスなる表現がすでに詰んでいる気がします。個人的にはどちらかに割り切ってしまったほうがよいと思うのですが、どちらにしてもこの手の研究は過剰に新しさを強調して、既存の蓄積に対する置づけが欠落している気がするのです。2019/03/31

zaku0087

2
前半は事例集、後半は「意見」の陳述というところ。アニメとコンテンツをほぼ同義に使っているが、実写映画よりも巡礼動員数が多いのはアニメなので、それに特化して論じても良いと思う。 外国人の自国TVプログラム影響の「日本の過疎地」巡礼も話題にはなるが、動員数からすると本命は国内アニメファンの誘引だろう。昔からある信仰上の聖地巡礼、四国のお遍路とかお伊勢参りも含めて、半分は信仰で半分は観光であり、これとアニメファンの巡礼者に差があるとも思えない。町おこし論ではなく観光論として続編を望む。2019/12/29

Танечка (たーにゃ)

1
「地域住民もアニメに描かれた風景を見て日常的景観を再評価」というのはとても分かる。アニメに教えられるだけじゃなくて、自分でも自発的に日常風景を見直せたら楽しいだろうな。2021/03/03

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