冤罪 田中角栄とロッキード事件の真相

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader

冤罪 田中角栄とロッキード事件の真相

  • 著者名:石井一【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 産経新聞出版(2018/12発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784819112871

ファイル: /

内容説明

「キッシンジャーにやられた」
オヤジは言った。
そして
日本は「田中角栄」を失った。

逮捕から40年!
側近中の側近がはじめて明かす!

「田中軍団の青年将校」としてロッキード裁判に深くかかわり、
米国の敏腕弁護士招致のため、
また、フォード元大統領やロッキード社のコーチャン、クラッターを追って、
アメリカをも走り回った著者。
アメリカの真意、事件の真相、間近で見た角栄という人物。

自らも「郵便不正事件」で特捜部による「冤罪」を
目の当たりにした著者が、あの事件の司法、
マスコミに改めて問う角栄の無実。

【主な内容】
はじめに――あれから四十年
第一章 オヤジの側近として事件の渦中に
第二章 ロッキード裁判は間違っていた
第三章 真相を求め米国へ
第四章 米国の「陰謀」――その構図
第五章 何がオヤジを「闇将軍」にしたか
第六章 苦悩のゴルフとオールドパー
第七章 オヤジが枕元に置いた小冊子

33年前、「オヤジ」が枕元から離さなかった
著者作成の「極秘資料」全文を初公開!

《冤罪事件には、共通する構造があります。……私が故なく巻き込まれた郵便不正事件を改めて考えた時、それがロッキード事件の捜査と裁判に酷似していることに、私は気がついたのです。事件の底流には何者かによる政治的意図が働いている。……一貫して無罪を主張した田中角栄と、やはり無実の訴えを貫いた村木厚子。裁判の結果は全く逆になりましたが、私には二つの事件がダブって見えるのです。》(「はじめに」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サトシ@朝練ファイト

26
トライスターじゃなくてP3Cの方が重要!リクルートの時もそうだけどここでも中ソーネさんの名前が出てきました。まあ、どうでもいい事だけど自民党は派閥あって党無しの連立政権なんだよね。この本にも書かれていたけど田中は派閥の維持・拡大に何百億も使ったそうだけど、そのお金はどっからきたのかな?ね!2016/10/25

ペカソ・チャルマンチャイ

6
片方の意見だけ聞いて判断はできないが、少なくとも問題のある裁判だったというのはわかった。村木さんの時もそうだったが、時に検察は自らシナリオを書き、それに合わせて事実をねじ曲げる。そこには検察の誇りや政治的意図があり、正義や真実は無い。少しずつ変えていく、その歩みを止めてはならない。2020/08/26

田中峰和

6
ロッキード事件とはキッシンジャーの陰謀と三木の怨念という利害が一致して、一国の総理大臣が罠にはめられたとの主張。著者の石井は、対潜哨戒機P3C調達に絡んだ日米両国権力者の巨大な利権スキャンダルを隠蔽するため、田中一人に押し付けたと糾弾する。田中を危険視したキッシンジャーと三木首相との思惑が重なって、田中と民間旅客機トライスターだけに焦点を絞り、13人の灰色高官から田中だけにターゲットをすり替えたという見方だ。身の潔白を証明するため派閥を拡大した田中だが、金権政治家へのイメージが悪すぎ失意のまま逝去した。2017/08/03

ゆたか

3
40年前の事なのに、今でも同様の事が起きている。郵便不正事件もひどい事件だった。検察のストーリーにはまるよう無理矢理事実を作ってしまう。マスコミを使って大衆を煽り世論を誘導する。黒幕にはアメリカの影がチラホラする。真実はトライスターに関しては無罪だったのかもしれない。結びにあるP3Cのもみ消しに関する真実にはいつかわかる日が来るのか。金権政治とはいえ、日本の将来を見据えた偉大な政治家を失ったのは勿体無いと感じる。2017/08/14

ひで

2
夏休み読了第6弾。昨年からブームの田中本で、本当の側近の方が書いた本なので、かなり生々しい記述だと思いました。僕らは子供の頃に日本は資源が無いので加工貿易しかないと聞かされていました。資源を求めて日本の繁栄を目指した首相がいた事をしっかり認識しなければいけないと思いました。2017/08/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11098523
  • ご注意事項

最近チェックした商品