それでも飯舘村はそこにある 村出身記者が見つめた故郷の5年

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それでも飯舘村はそこにある 村出身記者が見つめた故郷の5年

  • 著者名:大渡美咲【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 産経新聞出版(2018/12発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784819112772

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内容説明

私の故郷は
今も「無人」のままです

終わりの見えない全村避難
理不尽に翻弄される人々の
それぞれの選択を
村出身の女性記者が描く

【主な内容】
ふるさとを取材するとは思わなかった――はじめに
第1章 「無人」になったふるさと
第2章 同級生たちを訪ねて
第3章 放射性物質と向き合う
第4章 鍵をかけられたふるさと
第5章 村人たちの静かな闘い
第6章 村はまたよみがえる

なぜ人は前を向くのだろう

・「放射性物質よりも、体力や技術、知識が衰え、農業ができなくなることのほうが怖かった」(避難先で農業を再開した花農家)
・「被害者であっても、被害者意識だけではもう解決しない」(飯舘村長)
・「人生の最後は飯舘だと思っている。故郷っていうのは理屈じゃない」(避難先でコーヒー店を再開した店主)
・「みなが村に戻れるようになったとき、桜が役立ってほしい」(村に桜2千本を植えた農家)
・「いつまでかかるか、何戸から始められるかは分からないが、また一から飯舘村を作っていく」(農家の15代目)

なぜ人は故郷を想うのだろう

《取材を続けると、書かねばならないことが増えていった。伝えなければならないことの連続だった。それは、私のよく知っている村の話だからだろうか。縁のない土地だったら、そこまで思えただろうか。自問しても答えは出ない。ただ、福島の現実をもっと知ってもらいたい。飯舘村の人々の思いを知ってほしい。その気持ちに変わりはない。
記者である前に、飯館村をふるさとに持つ者の一人として。》(「はじめに」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

30
著者にとってのふるさと飯舘村。産経新聞記者というのが皮肉ですね。東京新聞の記者になった方がいい。お節介ながら。原発との共生はできない。昨年の東日本豪雨でフレコンバックは流出して、漏れたのは明白(101頁~)。このような内容なら他の社に移って他社から出版するべきだと思う。故郷喪失慰謝料は1人7百万円。悲しいのはわかるが、政府の出所は国民の税金。本来東電が保証するお金(114頁)。飯舘で最も放射線量の高いのは長泥地区(138頁~)。市澤秀耕さんは『山の珈琲店 飯舘椏久里』言叢社を出版されたという(193頁)。2016/05/01

べべっち

4
【図書館】2016/08/22

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