内容説明
男尊国にっほんで側室奴隷の子として生まれ、女尊国ウラミズモに移民した市川房代は、男性保護牧場歴史資料館の責任者となり、館内で「保護」する性犯罪者たちの生死を委ねられていた。請願、要求も房代に集中する激務の中、警視総監、法務大臣を輩出する白梅高等学院の少女たちに銃で脅され、にっほんの少女遊廓からの訴えをきき、死者のメールに耐え…。そんなある日、齢数千年の石の女神が訪れ…。自由か、死か―女性たちの存亡を賭けた闘いが、いま幕を開ける!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
detu
32
言わんとするところは、ほぼ同調するのですが、どうも合わん。シーンが変わり人が変わっても同じことを念仏の如く繰り返す文章に疲れはてた。筆者には失礼とは思いますが。2019/01/03
らむり
26
素材はいいと思いましたが、料理の仕方が合いませんでした。作者が好き放題書いているという印象です。2018/12/12
あ げ こ
18
ひー、しんどい。めちゃ疲弊する、めちゃすり減る。目の当たりにして、読む事で、嫌と言うほどに体験させられて、ひどく暗い気持ちになる。むしろ絶望的な気持ちにさえなると言うか、最早存在していたくなくなるレベルの気持ちにまでなる。だってそれ、知っている世界の事かもしれない。小説であり、フィクションであり、結構なとんでもディストピア、けれど既視感、そのまったく荒唐無稽でもない事や、容赦なく酷さ歪みを浮き彫りにする細部の数多に叩きのめされてしまいそうになる。あまりにも近しいと感じてしまう。今とさえ当然無関係ではない。2021/06/08
宇宙猫
13
挫折。TPP警告小説との主張だが、TPPが極端な男尊女卑に繋がる理屈がわからん。続編だからそっちを読まないとわからんのか。読まないけど。2019/01/07
うさぎや
9
「ぶっとんだディストピア」ということになってはいるが、現実あるいはこれから来る未来に限りなく近い情景なのかもしれない……としか思えなくなってきた。これまでも繰り返されてきた「見えないものはない」とい言説には、故意にその存在を無視しているというだけでなく、あえて見せないようにしているからその存在に気付けないという意味もはらんでいることに気付かされる。2018/10/28
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