内容説明
老中水野忠邦の改革に楯突いたとして、南町奉行を罷免された矢部定謙に、桑名送りの沙汰が下った。北町奉行遠山金四郎は、今生の別れをと、厳しい監視を掻い潜り矢部に会う決意をする。一方、下谷の常磐津の師匠宅に賊が押し入った。三両が奪われ、師匠の間夫が殺されたという。探索を指示する金四郎だが、事件の裏に水野の手下の気配がして――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
150
シリーズ4弾!今回は消える?なるほど強行軍お疲れ様でした。冤罪も生まず名裁きにホッとするも、にっくき鳥居に茂平次め!今回も面白くあっという間に読んでしまいました。次も楽しみです。2019/03/09
とし
90
遠山金四郎が消える4巻。最後の最後で消えましたね、無事矢部定謙に逢うことが出来良かった、駒吉こと駒之助さん、大活躍、喜三郎と伝八も良いコンビですよね、それにしても水野忠邦と耀蔵、茂平次は憎たらしい。2019/05/07
佳乃
17
色々、本当に色々です。妖怪に水野め、人を貶めることにはたけやがって。いつかいつきっと金四郎がスカっとすることを期待して、こちらで毒づいてやるんだから。そして、いつもながらに冤罪もなくホッとするような、スっとするようなお裁き。矢部様にも幸あれ。2020/08/14
犀門
2
No.084★★★★☆「消える…」と言っても、極々僅かの間だけでしたな。2019/06/20
goodchoice
2
筋立てが複数でその分面白いが、少し読みにくい感もある。最後はメデタシで締めていた。2019/03/31