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内容説明
経済学者の浜矩子氏が、統計データや経済指標から導き出した、メディアでは報道されていない、日本経済の恐ろしい実態を暴く。日本経済の崩壊を食い止めるために、いま、全日本国民が読むべき、著者渾身の一冊。
株高、失業率の低下などにより、
「アベノミクスは成功している」という空気が世論を支配している。
ただ、一方で、日本の財政赤字が
かつてないほどに膨れ上がっていることから
安倍政権に対して、なんとなく“違和感”を抱いている国民も多い。
経済学者の浜矩子氏によると、
メディアではほとんど伝えられていないが
経済学的な視点から切り込むと
現在“成功”とされている統計データもじつは、危険信号であり、
このままでは、日本経済が恐るべき副作用に襲われ、
日本経済“完全”崩壊というシナリオまで浮かび上がってくるという。
多くの日本人が抱き続けてきた
アベノミクスへの“違和感”の正体がついに明らかになる!
いま、日本人全員が必読の、著者渾身の一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アベシ
21
私自身はリフレに賛成、なんとしてもデフレを脱却して欲しい、間もなく年金生活者でもあるし、金利がこんなに低いのは困ると思っております。この本には実はアベノミクスという政策が21世紀版大日本帝国再建のためのファイナンス政策ではないのかということが言われております。浜先生の分析は鋭く説得力がありました。でも、これまでの日銀だって独立という言葉に自縛状態になり有効な手がうてなかったのでは。日銀のバイタルチェック機能を破壊し、野望を達成しようとするシナリオは秀逸。2020/01/12
としP
10
金融緩和してるのに、所得が上がらない。2019/12/23
kobaton
2
温湯!成長しない、インフレは起こらない、デフレにもならない、金利は低いまま、みたいな現在の状況を適温経済と称しているが、それって本当に適温?という問いから始まる本書。現状維持を好む大衆からすれば、まぁいいんじゃない、と思うのだが、その状況を作り出している方法論が危ういのだと。日銀による量的緩和とマイナス金利。策の危うさはその動機の不純さゆえと熱弁を振るう。権力に阿る日銀総裁の近視眼を扱き下ろし、真っ当な経済政策は中央銀行の独立性確保からという主張に至るのだが、用語が難しく、言葉もきつい。読むのが辛かった。2019/06/05
mystery#01
1
真剣に受け取る必要性がある内容。借金不感症、投機流行り、貯蓄離れ、金融機関危機。続き起こる現金志向、貯蓄回帰、暗号志向。書かれた時期が前の為形は違うがMMT、何とかペイと言う名のキャッシュレスなど思い当たる所は多々。現金志向では無いのでは、という向きもあるかもしれないが、いずれそちらに向かう否向かわざるを得ない気がしている。最近の金融機関の流れを見ているとそれに備えておく必要性を感じる。日本が自身の経済や未来を考えていない所に起因しているのだが。将来に向け自身で何をすべきか再考するのに良い作品だと思う。2019/10/20
shu_reading
1
★★☆過去からの各種施策に対する考察が書かれている内容。2019/08/30