- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
「GAFAの全盛期は過ぎた」
次の時代に生き残る細分化(フラグメント化)戦略とは
本書は、「グローバル資本主義」の終焉と、
それに伴って存在感が増す「コミュニティー」の
時代の到来をテーマとしている。
GAFAに代表されるグローバルプラットフォーマーが
独占的地位を得る時代から、自律分散型の企業モデルが
息を吹き返す時代への“予言書”と言ってもよい。
それはすなわち、個別最適解を出せる日本企業、
とりわけ分散型テクノロジーに強い日本型技術企業が
世界の見本となる時代になると言える。
私たちは、コミュニティーを基盤とした自律分散型の社会の実現を
「フラグメント化する世界」と呼ばせていただく。
フラグメント化は「細分化」とか「断片化」といった日本語になる。
ネットワークの世界では、なじみのある用語である。
送信したい情報の量が多い場合に情報量を分割して送信する処理を
「パケットのフラグメンテーション」と呼ぶ。
実はポストグローバル資本主義社会も、
「フラグメント化」が大きなキーワードになると予測できる。
こうしたフラグメント化が、企業のグローバルビジネスを大きく変えることにつながる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中島直人
5
(図書館)独創的。面白い。こんな未来、本当に楽しみ。2019/04/01
Hatann
4
グローバル資本主義が限界を迎え、AI/IOTなどの社会インフラ分野の技術革新が進んだのち、コミュニティを基盤とした自律分散型の社会(=フラグメント化する世界)が現れるという。選択と集中に遅れた日本企業は、残存する多様な事業をもって複眼的な事業ポートフォリオを組成し、カスタムソリューションを提供しうる優位性を持つに至る。そのためにも、エコシステム起点のイノベーションを通じた産業・政策・地域の三位一体の連携体制を視野に入れ、目の前の顧客の課題解決のみならず、社会課題全体を解決するような思考方法が求められる。2019/08/13
☆ツイテル☆
2
フライヤー2022/02/06
りゅう
2
本当にGAFAの時代は終わるのだろうか。コロナの影響でグローバルな経営にも翳りが見えてきている。2020/04/02
mokuo
2
GAFAのような世界的スケールの大きいビジネスではなく地域コミュニティの社会インフラの時代になっていくと書いてある本。昔から強かった人々の繋がりはデジタルの力によりバラバラになり、そしてデジタルの力でまた強固になっていく流れは興味深い。結局人は社会的生きものであり、何かとつながらずにはいられないようだ。2019/07/04