内容説明
「勝ち組・負け組」という二分法には、とりあえず否を唱えたい。生きることにおいて「勝ち」も「負け」もないからだ。「強いか弱いか」や「損か得か」だけで人を測らず、「美しいか醜いか」という基準を見失わない。それが「負けない」である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
39
2009年刊。この人の毒舌が好きだ。本書も口が滑りまくってるけど面白い。「他人のバカには辛辣だが、自分のバカには甘い、というのが自尊心です」には思わず噴き出した(私も同類だけど)。嫌なものを手当たり次第に罵倒する。暴力、評価、貧乏、みんな、群れ、等等。中でも世間や空気はバッサリ否定し、空気の苦手な私は救われた。それらは結局、自分の弱さに負けているのだと著者は知っている。だから弱くて小さな自分も晒す。終盤では日本人の自立してなさを逃げずに批判していて潔い。勝ち目はなくとも「負けない」を胸に生きていきたい。2024/07/19
パフちゃん@かのん変更
14
人間嫌いなんだという著者の皮肉の入った文章。 ごく普通の当たり前の事ばかり書いてあるが、勝つぞじゃなくて「負けない」は強いかもしれない。 この手の本にしては熱くない。2012/03/02
しゅんぺい(笑)
7
読むのは四回目くらい? これは第二の座右の書、やと考えています。 普通のことを言うてるようで、それを普通にできている人はあまりいない。 勢古さんはできないことはできないと言う。できていないこともできていないと言う。そこが誰よりも誠実。 付箋をびっくりするぐらい使った。 本当に、強い人です。2012/06/25
calaf
6
人生、ままならないのが当たり前。本当にどうしようもなくなったら、一度は負けてもいい。でも二度と同じ轍を踏むことはダメ。「負けない」でいきましょう。2010/12/19
eager
5
最初は、確かに確かに、と思ってたけど、読み進めていくうちに、これって当たり前のことじゃないか?、と。理不尽だと腹を立てたり、劣等感に苛まれたり、嫉妬心にとらわれたりして、そんな当たり前のことも分からなくなった時に読んだら、理性を取り戻せそう。そんな一冊。負けない、ということは常に落ち着いている、ということと似てるな、と思った。2010/01/31
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