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内容説明
「勝ち組・負け組」という二分法には、とりあえず否を唱えたい。生きることにおいて「勝ち」も「負け」もないからだ。「強いか弱いか」や「損か得か」だけで人を測らず、「美しいか醜いか」という基準を見失わない。それが「負けない」である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
14
人間嫌いなんだという著者の皮肉の入った文章。 ごく普通の当たり前の事ばかり書いてあるが、勝つぞじゃなくて「負けない」は強いかもしれない。 この手の本にしては熱くない。2012/03/02
Bartleby
7
「勝つぞ」とかじゃなくて「負けない」。このことばが有効であるには自分の中にぼんやりとしたものでもいいから「軸」が必要だと思う。このことばを心の中でつぶやくことでそこに帰ってこれて、その繰り返しの中で強化していけるような軸が。2011/12/10
しゅんぺい(笑)
6
読むのは四回目くらい? これは第二の座右の書、やと考えています。 普通のことを言うてるようで、それを普通にできている人はあまりいない。 勢古さんはできないことはできないと言う。できていないこともできていないと言う。そこが誰よりも誠実。 付箋をびっくりするぐらい使った。 本当に、強い人です。2012/06/25
calaf
6
人生、ままならないのが当たり前。本当にどうしようもなくなったら、一度は負けてもいい。でも二度と同じ轍を踏むことはダメ。「負けない」でいきましょう。2010/12/19
eager
5
最初は、確かに確かに、と思ってたけど、読み進めていくうちに、これって当たり前のことじゃないか?、と。理不尽だと腹を立てたり、劣等感に苛まれたり、嫉妬心にとらわれたりして、そんな当たり前のことも分からなくなった時に読んだら、理性を取り戻せそう。そんな一冊。負けない、ということは常に落ち着いている、ということと似てるな、と思った。2010/01/31