産業組織とビジネスの経済学[固定版面]

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産業組織とビジネスの経済学[固定版面]

  • 著者名:花薗誠
  • 価格 ¥2,310(本体¥2,100)
  • 有斐閣(2018/12発売)
  • ポイント 21pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784641150591

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内容説明

産業組織論,ビジネス・エコノミクスを学ぶ最初の1冊に最適な入門書。市場の成り立ちと企業の行動原理を体系的にとらえ,企業の市場での行動とその社会的な意義を,さまざまな視点で分析していきます。事例も豊富に盛り込みました。

目次

序 章 産業組織論の分析対象と方法
第1章 価格決定の原理──利潤最大化の条件
第2章 価格差別──分断化された市場での価格決定
第3章 垂直的な企業間関係──取引先の行動をいかに制御するか
第4章 寡占市場での企業競争──価格競争と数量競争
第5章 競争政策の基礎──効率性・公平性の追求
第6章 競争緩和のための非価格戦略──製品差別化,広告,スイッチング・コスト
第7章 価格決定における企業共謀──談合,カルテル
第8章 市場構造の決定要因──参入と退出
第9章 市場構造を変更する戦略──参入阻止,合併,提携
第10章 研究開発と知的財産権──R&Dのインセンティブ
第11章 ネットワーク効果と消費者・企業行動──需要が需要を生むメカニズム

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ムンムン

3
産業組織論の丁度いい入門書がないと思っていた時に本書に出会えた!製品の差別化や談合、イノベーションなど実際の市場におけるキーワードをわかりやすく、具体例に即して解説してくれるので理解度が深まった。巷の企業の戦略やビジネスモデルの経済学的背景が非常によくわかる。入門レベルのゲーム理論・ミクロ経済学の知識がある方にオススメ。2018/12/27

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1
産業・市場構造とその機能に重点をおいた伝統的な産業組織論から営利企業の戦略や行動の研究であるビジネスエコノミクスへのシフト。マッチングされる場所がプラットフォーム。利用料を、どのサイドから取るべきか。 多種類財。需要では抱き合わせ(補完財)の価格バランス。補完的なら安く価格を設定。フリーペーパーは購読者を増やすために購読料を無料にし広告で稼いでいると言える。生産では、早期に生産し学習効果を得たり(代替財とみなせる)、生産量の増大が生産性を高める「規模の経済性」ではなく生産の種類を増やす「範囲の経済性」も。2025/04/17

土橋俊寛

1
本書は産業組織論が守備範囲とする多くのトピックを解説し、現実社会で重要なプラットフォームなどの分析にページを割く。「重要なトピックを網羅的にカバーしていない」と著者は謙遜するが、実際にひと通り読んでみて十分に包括的な教科書だと感じた。面白いと思ったのが「限界収入=限界費用」という利潤最大化の基本原理を「伝家の宝刀」として、価格競争や数量競争を始めとする色んなテーマを斬っていくという書き方。「有機的なつながりをもたせて解説すること」に努めたと「はしがき」にあるが、まさにこういうことかと感心する。2021/03/18

天然水

0
産業組織論の入門の入門。ミクロ経済学の知識が少しでもあればサクッと読める。ボリュームの割に扱ってるトピックは結構幅広い方だと思う。この本に限らず有斐閣ストゥディアは新書と教科書の中間って感じがする。

かいのすけ

0
章ごとの関連が類書に比べてわかりやすく示されている。そのため、各章における個々の議論それ自体を理解するだけでなく議論間のつながりを理解するのにも有用な本であるといえる。2019/05/09

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