内容説明
着る服はあなた自身を表わす。
その服を選ぶ本当の理由がわかれば、ワードローブが充実するだけでなく、人生も大きく変わりだす。
アメリカで人気の女性心理学者が教える「自分」と「クローゼット」の劇的改造法。
古い服や着ない服を捨てられない。
同じような服ばかり着てしまう。
自分に合う服が見つからない。
クローゼットはいつもごちゃごちゃ…
本書は、老若男女問わず多くの女性が抱える共通の「洋服の悩み」を心理学者である著者が、心理的アプローチを用いながら、解決に導く本です。
一見誰でもができそうな“クローゼット改造”という行動を通じて、自分を深く知る。
すると、着る服のみならず、自己イメージが劇的に変わり、自己意識が高くなり、自尊心がはぐくまれ、充実した人生へと歩き出すきっかけができる。
そんな一挙両得の方法を本書では紹介します。
その手法とは、まず今あるクローゼットの中身を分析し、過去の服選びのパターンから、無意識の服装選びを左右する“心理的な原因”をあぶりだし、自己の内面を掘りさげるところから始めます。
この過程を通じて、本人も気づかない過去のトラウマ、今の苦悩、未来の目標が明らかになっていきます。
著者は、「これから先どんな人間に成長していきたいか(未来の目標)」がわかって初めて、今、本当に着るべき服を選べるようになるといいます。まさに、表面的なファッションのみならず生き方までを根本的に変えていく、この独自の試みは、アメリカでも大きな反響を呼び、服装に悩む多くの人を救っています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
23
ファッション下手を知識ではなく心の問題として考察する面白い本でした。女の子=お洒落が好きとか簡単な話ではなく、全ての行動には理由があるのです。その壁を壊さないと物事は進まない。うん、納得します。2020/04/11
スイ
10
コーディネートや整理法の本は数多くあるけれど、心理学からファッションを書いているのが新鮮だった。 「着る服の選択には、その人の思考や感情がそのまま映しだされる。だから内面に葛藤を抱えていると、ちぐはぐな服装になったりするのだ。」 やめてー耳が痛いー!と思うところが多々。 でも、読み終えると力が湧いてくる。 自分の装いは、現在と今後の自分を作っていく一つの足がかりなのだなぁ。2020/02/11
ヨハネス
4
5年前の本だけど、流行に合わせる話ではないので大丈夫。クローゼットの中身から持ち主の主義主張が伝わる。強烈な個性の持ち主が多数で読むのは楽しい。娘の親友になりたくて極端な若作りをする母親は娘に厳しい躾ができない。白衣しか着ない女医は、白衣の下に私服を着ないのだろうか。自分と言う人間がやっとわかり仕事以外の楽しみを覚えた女医は、ふさわしい服を選ぶのが簡単になったと。考え方もいいのだけど、翻って自分(の趣味、生き甲斐)にどんな服がふさわしいのか、いまだにわからず。2023/10/03
あるぱか
2
色々な洋服整理の本はありますが、こちらは心理学的な面から解説した本でした。色彩や骨格ではなく、自分の内面を見つめる視点は新鮮で面白かったです。2021/02/14
yoko
1
図書本。心理学に基づいてクローゼットの改善をするのが、分かりやすいし、新しい。2019/04/15