ヒーロー文庫<br> 竜と飛翔機

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ヒーロー文庫
竜と飛翔機

  • ISBN:9784072991572

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内容説明

飛翔機のパイロットの青年が白竜の討伐中に事故に遭い少女と出会い……。「ラノベ作家になろう大賞」入選作。

軍国クジャラスタの青年ルーク・フライタークは、飛翔機『スワロー』を操り空の治安を守る騎翔士である。主な任務は空賊の鎮圧。だが、半年前からは謎の巨岩とともに現れた『白竜』の調査も追加された。調査を進める中で数々の仲間が襲われ、騎翔士たちは白竜に対する不安や怒りを膨らませつつあった。相棒の騎翔士エリオットとともに順調に任務をこなしていたルークだったが、ある夜に起こった空賊脱獄事件をきっかけに生活が一変。元空賊の経歴を理由に無実の罪を着せられたルークは、事態が収拾するまで謹慎処分を言い渡される。屈辱的な思いをするルーク。そんな折、白竜を密猟している空賊がいるとの情報を耳にする。汚名返上のチャンスと考えたルークは、謹慎処分を無視してスワローに乗り、空賊を鎮圧しに密林地帯へと向かう。しかし、真の敵は激昂した白竜だった―――。


高遠 夕(タカトオユウ): 岐阜県在住。本作にてデビュー。

植田 亮(ウエダリョウ):イラストレーター。『最新のゲームは凄すぎだろ』、『竜峰の麓に僕らは住んでいます』(ともにヒーロー文庫)など多数のライトノベルを担当。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

空箱零士

8
★★★ 子どもを書くのは難しい。それが「過ち」を犯してしまうような「ガキ」であるなら尚更だ。分かりきっていたことだろう。今のラノベ界で「取り返しのつかない過ち」を、まして「主人公」が犯してしまうなんて蛮勇どころか愚行ですらありえる。今のラノベで主人公が「正しい」ことなんて大前提だ。主人公の感情や葛藤だなんて知ったことではない。ラノベの主人公は決して間違ってはならない。何故ならそれが「主人公」だから。「大人」が「責任」を背負うように。「ヒーロー」が「正義」であるように。ライトノベルは決して「自由」ではない。2014/09/30

ともっか

2
空を飛ぶ爽快感みたいなものを期待して買ったんですが中々の後味の悪さ。文章は嫌いじゃないんだけど。ルークが良いにしろ悪いにしろもうちょっと突き抜けてくれたほうが好きだったかも2014/10/31

えるまぁ

1
腹が立つ程子供(ガキ)な主人公。若さゆえの過ちを積み重ねる姿にここまで腹が立った本は久しぶり。(それくらいガキっぽさの描写が上手い)。ただ悪巧みの安易な曝し方やご都合タップリのラストバトル、悪党になれない(美学がないから)主人公、と、読後感はいまいちだった。2014/10/15

nawade

1
★★☆☆☆ ラノベ作家になろう大賞奨励賞受賞作。元空賊の騎翔士ルークは空賊脱獄事件への関連を疑われ謹慎処分に。汚名返上のために謹慎処分を無視して飛び出した彼の前に現れたのは白竜だった。主人公がなかなかの屑っぷりを発揮してくれます。途中で改心するも時遅しで自業自得なんだけど単巻で見ると後味の悪い話で終わっています。投稿作がどのような形だったのかわかりませんが、同じような終わり方だったのか分冊してシリーズ化したのかは気になるところ。2014/09/27

ちあきほ

0
デビュー作のサイン本ということで購入して放置してたもの。竜や飛翔機という好きなテーマなので期待していたが、なんとなく設定が活かしきれてない印象。エリオットの位置は重要だったのに、なんかあっさり書きすぎでは…?これだとルークさんただの空賊上がりでなにも出来なかったし引っ掻き回すだけで全て放棄して新天地へみたいになってる感じに見える。読みやすくはあったと思うので今後に期待!2015/08/31

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