講談社青い鳥文庫 おそろし箱 －あけてはならない５つの箱－

著者名：香谷美季【著】/友風子【絵】

講談社（2019/01発売）

• ISBN：9784062851268

内容説明

自分の名前、大切にしてる？　学校でひとりきりになったことない?　池から「助けて。」って声が聞こえてきたらどうする? 　いつも平凡と思っている毎日が、ひょんなはずみでくるりとひっくり返ると、あやかしたちがうごめく不思議な世界に……。一度あけたら、二度と元にはもどれない、5つの怖い話。読んだことを後悔しても、知らないよ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[うしこ＠灯れ松明の火（文庫フリークさんに賛同）]

「地下に棲むもの、誘う家、素晴らしき仲間、カエル・パラダイス、代役」あやかしの鏡シリーズ外伝全５話。酒呑童子を名乗る盗賊団の話を描いた「素晴らしき」、理科室にカエルの幽霊が登場する「カエル」、モデル出身の少女がテレビドラマに代役として出演することになった「代役」の話が私は好き。今回は本来の主人公である亜樹の出番は少なめでしたが、短編集ということもあって比較的軽めでサクサク読めて面白かったです。またこういった短編集を出して欲しいです。それにしても土蜘蛛さん。色んな所に出没しますねぇ（笑）★★★★

2011/04/14

[ダージリン]

先代の「あき」の話や、妹の鈴子目線の話など、普段のシリーズとはまた違った一面が見れて得した気分！

2010/11/11

[hirayama46]

シリーズの外伝的短編集。でもアキくんはけっこう活躍します。お気に入りは妹ちゃんがたいへんかわいらしい「カエル・パラダイス」（なにがパラダイスだったのかはよくわからない）、陰湿な悪意が描かれていて、怖さではいちばんの「代役」あたり。

2010/08/16

[麻香]

あやかしの鏡シリーズの短編集でした。アキちゃん(＋周りの人たち)てばちまちました、でも死と隣り合わせのあやかしがらみの騒動にもよく巻き込まれているようです。アキの寝顔写メ私もほしい……。

2010/06/21

[まりか＠ラジヒス]

あやかしの鏡の番外だった。しまった、先に本編読むべきだった。児童書読むのは十数年ぶりだけど、結構難しい表現使ってるんだなと驚いた。

2014/07/09