内容説明
加害者を許せますか? 暴力団抗争の巻き添えにより娘を射殺された父親をはじめ、愛する家族を喪った犯罪被害者たちが、ある喫茶店に集まった。彼らは加害者に報復を誓う。次々に殺される加害者たち。事件の背景に、犯罪被害者の復讐があると突き止めた棟居(むねすえ)刑事は、容疑者のアリバイを崩せるのか? 真の正義を問う社会派推理。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もじゃっこ@EDF隊員
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読みやすく、続きが気になる。読み始めると止められない。2017/05/07
hiro
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期待したほどの展開にはなんなかったなあというのが正直な感想。結構シンプルに幕をひいてしまうなあ。途中から展開が読めてしまった。2005/05/20
アルゴン
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★★★ 加害者が相応の罰を受けていない現状に憤った犯罪被害者が加害者に報復を誓うというのは時代を先取った問題提起だと思います(※10年以上前の作品です)。でもそれにしてはあまりにも尻すぼみな収束だったなあ。2012/07/29
にっしゃん
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悪魔の飽食以来かも、森村誠一。罪刑法定主義の法治国家において、私刑や仇討は許されるのか、という永遠のテーマをもとに、被害者救済と加害者の人権保護のバランスが悪い日本の現状をうれいてる作品でした。なんか古い感じですが。2011/12/25
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