内容説明
日本という国は、人が死んだときに死因を確定するために行う解剖の実施率がきわめて低い、いわば死因不明社会に陥っています。死因がわからないことは、医学の進歩を妨げ、医療事故の責任をうやむやにし、犯罪も見逃してしまう大きな問題です。解剖が抱えるさまざまな難点を一挙に解決するのが、死亡時画像病理診断「Ai」です。死因不明社会を解決する唯一の処方箋「Ai」の本質を伝えます
目次
序説 なぜ死因不明ではいけないのか(海堂)
第1章 死亡診断の歴史(塩谷)
第2章 日本の医療・行政におけるAi(山本)
第3章 法医学から見たAiの重要性(飯野)
第4章 医療の現場から見たAiの重要性(高野)
第5章 Aiから考える「死」と「未来」(長谷川)
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