内容説明
水木先生の妖怪絵を、妖怪学の第一人者である小松和彦先生が読みとき、文章化。
水木しげる先生の未発表原稿と小松和彦先生による文章による“妖怪学入門”ともいえる本書。
妖怪や幽霊や妖精たちを“場所”という切り口で分類整理した希少な本。
絵に登場するすべての妖怪や幽霊、妖精や民俗学の偉人たちの紹介文も掲載。
子どもから大人まで、じっくり読めて、大判の絵は美しい充実の一冊。
オールカラー96ページ。21枚の未発表原画、165体の妖怪解説!!
永久保存版!
日本画の山口 晃氏による特別寄稿、書き下ろしも収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テツ
20
タイトルはモーリス・センダックの『かいじゅうたちのいるところ』を意識かな。水木先生の未発表原画に新たに色をつけて発表されたもの。現代社会においていわゆる妖怪の気配を感じることはほぼない。彼らが新しく生まれてくることもない。森羅万象の全てのメカニズム、人間の心理ですらもありがたい科学が解き明かしてくれた世の中には妖怪が潜み生まれる闇はなくなってしまった。水木先生が亡くなったことで更にそうした流れは加速して、もう野生の妖怪は絶滅しこうして書物の中でしか出逢えない存在になってしまったのかなあと寂しくなる。2019/10/03
そうたそ
17
★★★☆☆ 「かいじゅうたちのいるところ」を文字ったようなタイトルの本作であるが、水木氏の未発表原画を味わえる貴重な一冊となっている。文章としては絵に登場する妖怪たちを紹介する文章で絵と合わせてしっかり楽しめる内容。肝心の絵についてはそれが何を表すのかは著者亡き今となってはわからないのだが、その辺りも含めて想像を膨らませて読むことができる一冊かと思う。2019/04/26
タリホー
10
水木先生の未発表の妖怪画に小松和彦氏の解説を加えたもの。巻末では宮田登氏が解説を手掛ける予定だったが逝去してしまい頓挫してしまった企画だったようで、場所別・種類別に妖怪の集合絵が描かれているとはいえ、章のタイトルにそぐわない妖怪が描かれているものも。2018/12/16
KGG23
6
なんか家にあった本、と思ってたら、過去の断捨離を免れていたもので、しかも再読だった。水木さん没後の本ですかね。巷説百物語の妖怪も載ってて、チマチマ楽しみながら読みました。2024/06/21
むさみか
3
狐に化かされたような 不可思議な部分もゆるせる 大判でとても綺麗な妖怪絵です 解説も 博学で読んでいて面白いです 水木先生の絵は やっぱりすごいですよね まるで見てきたように描いてあるもんなぁ 見てきたんだろうな~と思えるほどでした2019/02/27
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