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内容説明
未来の金融の勝者とは? アメリカ最大手仮想通貨取引所Coinbase日本法人GMの著者が解き明かす!
【本書に登場する各界のトップランナーたち】
●川鍋一朗(日本交通株式会社代表取締役会長/JapanTaxi株式会社代表取締役社長) フィンテックで成功するカギは「リアル」を巻き込むことだ
●小泉文明(株式会社メルカリ取締役社長兼COO) 重要なのは「ユーザー目線」かどうかの、ただ1点
●ダニエル・ブックステーバー(Addepar COO) 規制に縛られない独立したテクノロジー企業にこそ強みがある
●安田洋祐(大阪大学大学院経済学研究科准教授) フィンテックとは、非金融業のための金融サービス革命
●藤岡雅美(国家公務員) 「フィンテック」という言葉に、踊らされていないだろうか
●斉藤賢爾(慶應義塾大学講師〈非常勤〉/一般社団法人ビヨンドブロックチェーン代表理事) 経済活動はテクノロジーに集約され、現在のような通貨は役割を終えるのか
●山口揚平(ブルー・マーリン・パートナーズ株式会社代表取締役社長) 貨幣によって生じる弊害は、「貨幣ではないもの」によってしか解消できない
【鼎談】
●大宮英紀(株式会社リクルートライフスタイル グローバルソリューション事業ユニット長)
●倉成英俊(株式会社電通 電通Bチーム代表)
●北澤直(著者)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
35
金融の重要な役割のひとつは、「時間を通じた交換」を可能にすることだ。それは、今日の稼ぎを全部使わないで明日消費するとか、来年消費するといったことで、専門的には「異時点間の消費選択」と言う。金融の機能のおかげで、今日稼いだものを今日中に使う必要はなくなり、世の中に、別の用途で、今日お金が必要だという人がいるので、金融は時間を超えてWin-Winの取引を可能にした。これは金融が社会の役に立っている大きな事例のひとつです。もうひとつの金融の重要な役割が「リスクシェアリング」だ。保険商品がこれに該当する。2020/04/08
アベシ
24
再読。読んだのを忘れていてまた読んだ。ファイナンスを軸にした考え方とテクノロジーを軸にした考え方がある。実業界ではテックよりもフィンに中心がありそうだ。実はテックとしてはそれほど先端ではないかららしい。最近講習でZ世代の話があり、スマホネイティブの人口が増えてくれば世の中大分変わるのかもと考えさせられた。また山口揚平さんがお金が持つ単一の価値観に縛られて多様性が失われ、その偏在が惹き起こす悲劇について言っておられたが、交換ではなく絶対的に豊かになる未来はないのだろうか?テックにはそれを期待したい。2022/09/18
アベシ
17
日本ではまだまだ現金が元気だから、世の中から現金がなくなるのは少し先の話らしい。まず、ちょっと安心。ただ、技術的には、今のフィンテックは一昔前の技術とのこと。現金決済に使われるQRコードやインドのアドハーという国民認証制度に使われてる認証システムは日本製の技術だ。日本は現金が便利に使われるインフラが揃っているので、まずはそんな中での不便を解消するミクロな改良が大事と考えればフィンテックそのものが矮小になってしまうかもしれない。そういう意味では仮想通貨に期待したいと思います。2019/09/08
Yuichi Tomita
4
再再読。いい加減感想もないが、今回は最後の対談で大宮氏が「グローバルでハイクオリティーの人材になるか、ローカルで様々な価値を生み出す人材になるかのどちらか」と述べているのが、個人的に印象に残った。自分にあてはめたとき、前者になれるわけもなく、目指せるのは後者だからかもしれない。2019/03/29
Yuichi Tomita
4
「fintechとは何か」、「なぜ生まれたのか」というところからfintechの未来を占った書籍。著者も含めて10人の有識者の言葉をもとに構成されている。お金とは何かという問いに至ったりと理念的、概念的な内容も含まれている。 個人的には、既存のサービスを効率化したのがフィンテック1.0で未知のサービスがフィンテック2.0であるとの区分や、ジャパンタクシーとメルカリの社長が顧客の不満解消のために提供したサービスがフィンテックと呼ばれるものだったというところなど、気づきがあった。一回読むだけではもったいない。2019/03/11
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