内容説明
ロシアなら独自のインフラやモスクワの風格、スペインは内戦の傷跡や王の気質を、アメリカのドラッグ問題、、、各国の宗教・伝統を実際に訪れた著者が語る。トランプが大統領に選ばれた最新の政治事情も含め、この一冊に余すことなく詰まっている
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つくし
4
旅行記、というよりも、実際に足を運んで現地の空気を感じた著者さんが、その国の背景や置かれている状況、抱えている問題を考察している本。旅行記としての記述の割合は低いけれど、グローバルな視点をもつということの意味を考えさせられる本でした。勉強になったけれど、「驚くべき」という言葉の対象はよくわからなかった…。2021/07/14
Humbaba
2
同じ時代であっても地域によって風習が違い、また治安にも大きな差異がある。情報として知っておくだけであれば本を読めば事足りるが、伝聞と直接経験するのとでは感じ方もそこから得られるものも全く違っている。良いか悪いか、好むか好まないかは人によって違いがあってよいが、実体験をすることで本当に評価が行えるものもある。2017/12/15
あきこ
0
作者は博学である。地域の歴史、宗教、現在の状況など把握した上での観光旅行をしている。普通、現地のことを調べてもグルメ、名所ぐらいがであろう。なので作者目線の旅行記はなるほど面白く学ぶべきことも多い。でもなぜか共感できない。同じような経験をしてみたいとか歴史に興味を持った、という気持ちになれない。私の知的水準の問題かもしれないが、何かが足りないと思う。それは冒険心かもしれないし、先入観なしの心で感じるものがないからかもしれない。 既成のツアー旅行というのも魅力に欠けるのかもしれない。2018/01/07