内容説明
生き方に迷う30~40代女性に向けて、好きなことを仕事にした女性たちに、
その過程と仕事内容、日々心がけていることを尋ねるインタビュー集。
聞き手は暮らしまわりの雑誌や書籍を数多く手がける編集者、田中のり子。
人生の転機にいかに天職とも言える仕事を見極め、実現させたのか、それを続けていく秘訣、
気持ちよく暮らしていくための習慣などを紹介。
読者が暮らしの中で実践できるような内容になっている。
登場する女性たちが生み出す作品も暮らしを豊かにするものばかり。
写真家の有賀傑がそれらを撮影した写真も多数掲載し、作品の魅力も感じられる一冊。
*本書は主婦と生活社のウェブサイト「暮らしとおしゃれの編集室」内で掲載された連載「つくる人を訪ねて」の記事をベースに、
追加取材と大幅な加筆を行ったものです。
目次
大久保真紀子、三浦有紀子(パン職人)
華順(革作家)
藤原奈緒(料理家)
岡本典子(花生師)
上杉浩子(織作家)
星芽生(ジュエリーデザイナー)
磯部祥子(布作家)
千葉奈津絵(菓子職人)
苣木紀子(帽子デザイナー)
芦川直子(コーヒー焙煎人)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
18
物作りって憧れる。夢を仕事にするって奇麗ごとじゃなくて、フリーランスならではの浮き沈みや人生設計とのギャップなど、共感する箇所が沢山ありました。2021/02/13
あるぱか
3
シマイのお二人のインタビューが読みたくて手に取りました。仕事のことだけでなく、生活のことも言及されていて読み応えがありました。2023/05/08
manami
0
10組の女性のものづくりのストーリーは、どの人も真摯に仕事に向き合う姿勢がすがすがしくて、とても共感できて読んでいて心地よかったです。 それぞれの人に対する10問の質問も、その人となりがよくわかる良い切り口となっていました。2022/12/03
美ホン
0
最近、自宅で手作りする時間が増えているかもしれない。そんな中、久しぶりに読んでみた。 「自分の手作り」を生業にしている女性たちのインタビュー本。プロとしての覚悟や紆余曲折話は、起業を迷っている女性達の背中をやさしく押してくれると思う。決してガツガツしていない。でもそれぞれに芯がある。自分らしい丁寧な生き方。プロを目指さなくても、読んでいると久しぶりに何かを手作りしたい気分になってくる。さぁ、何を作ろう。 そもそも昔の暮らしは、何から何まで全て人の手によるものだった、と改めて実感している今日この頃。 2020/04/01
ふくこ
0
図書館本。私自身つくることが大好きで、ものづくりを仕事にしたいという思いがあるので読みました。作家の人達に共通していると感じたのは、自分の暮らしにこだわりがあること、自分自身が好きなものを楽しんで作ること、色んな経験を経てからものづくりを仕事として始めている、ということ。ものづくりを生業とするには、その人自身が自分を大切にしていながら、ものを受け取る人を喜ばせよう幸せになってもらいたいという気持ちを持つことが大事なのだと思いました。