増補 21世紀の国富論

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増補 21世紀の国富論

  • 著者名:原丈人【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 平凡社(2018/11発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582836295

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内容説明

経済財政諮問会議で「日本型資本主義」による新しい経済成長モデルを提案し、50年後の日本を見据える原丈人とは、いったい何者なのか。2007年のベストセラーを大幅に増補。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふろんた

21
現在の資本主義は株主主導であり、製造業であっても金融業のようなことをしていると危惧する。方策については現実味がなかったが、イノベーションの勃興に対しての初期の反応はそんなもの。2015/03/24

犬こ

17
NPOなどはボランティアと見られがちだけれども、こういう団体を活用し、開発途上国で人々が自国の資源や人材、経済をうまく回すよう教授・サポートし、その国の発展を現地で共に推し量る公益資本主義は、結構よい考え方だし、今後、注目されていくのでは。2017/02/23

T坊主

12
1)公益資本主義を提唱、啓蒙している著者、世界的に幅広く活躍されています。早く世界が日本的な考え方を持ってほしい物ですね。2)違いを認めた上で、その違いをよく説明していく能力が必要。3)アナログが再び見直されるようになる。4)もの言う株主を締め出すための方策を、5年以上で議決権とか、大幅な株配当を要求する場合は、前の株主にも配当とか、中長期株主の優遇として、配当金の増額、税上の低減。ストックオプションの廃止とか。2016/10/25

手押し戦車

11
昔の日本の銀行は護送船団方式で地方の小さい銀行も保護出来るように貸付けなど地域に小分けして保護をしてきた結果、今の金融機関へとなった。山登りでもチームを組んで登るが、チームレベルは一番したの人が基準となるのでそこをカバーするように護送船団となる。国の政策は主に強者を先に行かせ弱者を切り捨て国民に対し将来の設計や生活の不安を与えている。日本はベンチャー企業が少ないのは銀行が貸付て失敗したら全額返済する様に窮地に追い込んだり将来の不安から行動を起こせないのも現実。新規事業促進する前に不安を取る政策が先だ2014/10/14

baboocon

8
初版も読んだけれど(読書メーターには未登録)、当時とは世界情勢も変わったので増補版で再読。著者の主張は大筋では変わっておらず、コンピュータ産業に代わる次世代基幹産業となる革新的な技術開発の必要性、株主中心の資本主義の限界とそれに代わる公的資本主義の提唱、それらによって開発途上国の貧困を撲滅するというもの。パーベイシブ・ユビキタス・コミュニケーション(PUC)技術というのは再読してもいまだにピンと来ないけれど、それはコンピュータがなかった時代にその使い途を想像しろというようなものかも知れない。2014/12/13

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