内容説明
昆虫はふしぎ、たのしい、美しい!!
歩く宝石のような甲虫から、色鮮やかなチョウ、子どもの友達・トンボ、夏の風物詩・セミ、社会性昆虫の代表・アリ、驚異の跳躍を見せるバッタなど……。
地球でもっとも繁栄を極めた生物である昆虫のおどろくべき生態、高度な技術、美しい姿を一挙紹介。
現在、第一線で活躍する昆虫学者・写真家が集まって、「じっくりと」「すみずみまで」昆虫の美しさ、楽しさを堪能できる一冊となりました!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すぱちゃん
21
「昆虫のすごい世界」なのか「すごい昆虫の世界」なのか分からなくなる。日本で普通に観察できる昆虫の他、絶滅危惧種、海外の昆虫も載っている。数々の奇怪なツノゼミ、ロクロクビオトシブミ、ソロバンゴミムシダマシ等「すごい昆虫」が掲載されているからだ。昆虫の生態についても詳しい。昆虫を題材にした作家達の素晴らしい工芸品等も紹介されている。中でも私が気に入ったのは、漆工芸作家・分島徹人さんの「ヒメヤママユ(蛾)とトカゲの硯箱」。はぁ、美しい。2020/08/20
鯖
15
カタツムリの死骸の殻にだけ営巣するマイマイツツハナバチの生態が面白かった。草を噛んだパテで殻の修理をし、卵やエサなどのしきりを殻の中に作り、営巣する。絶滅危惧種というのも分かるけど、がんばれーと言いたくなる。好蟻性昆虫としてはアリノタカラというカイガラムシを育てるミツバアリが牧畜をする蟻として取り上げられていて、葉を巣に持ち込んでキノコを育てるハキリアリもすごいけど、日本のこの蟻もすごくない??と大興奮してしまった。写真もでっかくて、きれいで、美しくて、大満足な一冊。2018/09/08
遠い日
3
さすが「別冊太陽」だけのことはある。写真が美しい。大きな紙面で、存分にその姿を眺められる幸せ。形、色、細部のフォルム。どれをとっても、魅力的。擬態に、変態。こんなに不思議をたたえた生き物が今急速にその数を減少させていることが悲しい。2022/09/22
神谷孝信
1
特にツノゼミの拡大深度合成写真は見もの。32020/10/08
kamekame
1
昆虫は、摩訶不思議できれいだ。2019/01/07