中公文庫<br> 表現の技術

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中公文庫
表現の技術

  • 著者名:高崎卓馬【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 中央公論新社(2018/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122066526

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内容説明

すべての人は笑う前に驚いている――。数々のヒットCMで知られる広告クリエイティブの第一人者が、「起承転結のワナ」「オムニバス禁止令」「ポストイット脚本術」など、豊富な事例を挙げながら、映像や脚本づくりのテクニックを公開。クリエイターのみならず、「伝わる」表現とは何か知りたいあらゆる人に役立つ本。〈解説〉佐渡島庸平

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chie

17
読書感想文がうまく書けないので、指南書を探していて見つけた本。(と思いきや、すでに読みたい本登録をしていた。)広告、脚本などのメディアを事例にしているので、クリエイターの人向けなのだろうけれど、奥深い内容だった。はじめにで、「すべての表現のために」とあるのも肯ける。これからも私は、どんな些細な悩みであろうと悩み続けようと、ささやかな覚悟をした。2019/06/17

小木ハム

10
テレビCM、映画、小説、舞台の脚本とマルチにドラマを生み出し続けている著者。何かしら創作をしている人は必見。良い刺激を受けます。絵コンテが沢山あって見た目に楽しく、ダイハードの分解変換例は参考になる。またイイね病は自分も気になってました。これはと思った言葉をいくつか抜粋『すべての人は笑う前に必ず驚いている』『写真ですでに言っている事を言葉にするのはあきらかに損』『テーマは普遍的なものでいい。斬新さはいらない』『読者の居場所をつくって物語をつくる』『つくり手が100%信じていないもので世の中を動かすことに→2018/12/19

須戸

8
CMプランナーである著者がCMを作るときに何を意識しているかが書かれているもの。小説などの他の創作をする際や、(正直に書くと私の日常生活の中では特にないことなのだが)誰かと会話を弾ませたいときなどの参考にもなりそう。世の中には、彼と異なる意見を持つ人もいるかもしれない。ただ、本書の場合は、実例が多く挙げられているため説得力を感じた。とりあえずこの本の中で紹介されていた、ACの「クジラ」のCMは名作だと思う。2019/06/01

都村つむぐ

7
第一線で活躍するCMクリエイターの表現技術と発想法を余すことなく盛り込んだ一冊。行動に訴えかける具体的な方法論が魅力。好きなものを片っ端から集めて、なぜ面白いのか体系化していくトレーニングは今日から始めたい。ただテクニックの紹介に終始せず、広い意味での表現の価値を改めて考えさせられる。内容だけでなくキャッチーな言葉選びや字体、装丁に至る細部まで妥協していないのもいい。サクサク読めるが紙とペンは必須。唸りっぱなしで、ノートのページがあっという間に埋まった。表現者なら必ず常備しておきたい贅沢すぎる教科書。2018/10/28

あんどうれおん

5
広告づくりの達人が、これから活躍するクリエイターのために著した技術論、と理解しました。類書ではあまりお見かけしないのではないかと思うほど詳細で具体的な手法と考え方の数々が綴られています。その一つひとつを、他の分野でも応用できるほどに繰り返し読みたい良書です。2023/05/22

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