内容説明
北の小さな田舎町。中学校の生徒会長・一村が遺体で見つかった。警察の捜査が難航する中、同級生の徹也は友人の古館の様子がおかしいことに気づく。やがて異常な事件が続発。徹也と仲間たちは隠された真実を探す。喪失と絶望、疑心と対立、目眩と希望――。激しい雨に降られた十五歳の夏。少年少女はただ一度の季節を走り抜ける。
重松清氏、松浦理英子氏、栗澤順一氏(さわや書店)の各氏大絶賛!
累計18万部突破の「クラン」シリーズ著者が放つ傑作青春ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てつ
48
初めての作家さん。ノスタルジックに、サスペンスフルに、味わい深い作品でした。なぜ幻冬舎は単行本から文庫化せずにいま中公文庫からなんだろうという疑問は消えませんが、買って良かった本。面白かった。2018/11/04
Junichi Yamaguchi
43
『最悪の未来』… いつもと毛並みが違うと思ったがデビュー作らしい。 狭い世界が「すべて」だと感じていた少年時代。彼等の未来への足取りは多少なり重いかもしれないが、乗り越えた時に誰よりも強い大人になることだろう。。2018/12/03
坂城 弥生
27
雨の中の一夏の出来事。でも読んでてなかなか映像が頭のなかに浮かばない感じであまり面白くはなかった。2019/06/05
ミヤッチ
12
初めて読んだ作家。じっくり読んだので結構時間がかかりました。後半はおもしろかったです。2019/09/27
tow
12
正直、微妙ではあるような。オカルトかなと勝手に思い込んで読み出すのがまず失敗。2019/01/04