日本経済新聞出版<br> 未来経済都市 沖縄

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日本経済新聞出版
未来経済都市 沖縄

  • ISBN:9784532358006

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内容説明

日本が国家戦略として取り上げる沖縄の経済政策。沖縄経済界の重鎮が、グローバルな視点からその現状と未来図を描き出す、9割の日本人がまだ知らない沖縄経済の実力。

●沖縄から4時間圏内に20億人のマーケットが眠っている
地球儀の見方を変えて、沖縄を中心に世界を見ると、ガラリと景色が変わる。1000kmの地点に台湾。2000km圏内には中国沿岸部の主要都市すべてとフィリピンが、3000kmではタイ、マレーシア、カンボジアまですっぽり入る。飛行機で4時間圏内に、世界人口の3分の1にあたる20億人の市場が眠っている。世界経済の6割を占め、大きく拡大するアジアに最も近い沖縄は、貿易・物流の重要な拠点として注目されている。

●日本で唯一発展を続ける沖縄経済
「2009年以降日本で唯一人口が増えているのは沖縄」
「沖縄は『アジアのゲートウェイ』としての地理的優位性を持っている」
「観光客数も増加、2017年に沖縄を訪れた人はハワイを上回った」
21世紀は人とモノが移動する「物流の時代」。そして、人とモノが動けばお金と情報も集まる。沖縄が経済的に注目されるのは、これから成功するチャンスに溢れているからだ。
本書は、国際物流の拠点として沖縄に注目し上海・香港・バンコク・シンガポールなどに沖縄を中心とした国内4拠点、海外8拠点を築き、高速物流を実現していち早く動いたANAや、精密機械産業やIT企業の集積など、本土企業の動向も取り入れながら、今起こりつつある様々な動きを経済的側面から分析。ビジネスチャンスに溢れる沖縄の姿をわかりやすく解説する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

12
学生を対象とした、起業家育成のプログラムは、アメリカのシリコンバレーで研修を行い、社会の課題を解決するビジネスプランを構築する。海外展開を視野に入れた、次世代の起業家育成も盛んに行われている。さらに、「沖縄ITイノベーション戦略センター」が、2018年夏に一般財団法人としてスタート。沖縄県に先進的ITを導入する体制を構築し、それを活用して沖縄県産業全体の振興を図ることを目指している。沖縄は、これまでずっと、首都圏から離れた島国であることが圧倒的に不利だと考えられてきました。しかし、今、これは逆転しました。2019/01/09

y_u

2
沖縄の話といえば、米軍基地問題ばかりが思い浮かぶが、元沖縄銀行頭取が、経済を切り口に沖縄の現状と未来を語っている。ANAの物流ハブになったこと、インバウンドの目的地になったことが、ここ最近の沖縄経済や文化のポテンシャルを大きく上げていることがよく分かった。また、経済人の著作は、説教じみた内容が多いのだが、純粋に沖縄の良いところを平易な言葉で列挙しており、沖縄に行ってみたくなるような本だ。また、未来についても「国際観光都市」「国際物流都市」「国際情報通信都市」を目指すと、力強く宣言されているところもよい。2019/09/16

ふら〜

1
沖縄が経済成長を続けていける理由を述べ、投資先として魅力的であるとセールスしているような本。安室奈美恵が子育てに専念したのは沖縄人としてのメンタリティとか、まあ色々感性で述べている箇所もそれなりにある印象。サラリと読める本で学生向きだろうが、内容自体はもうちょっと深掘りして自分で噛み砕いていきたい。基本良いことしか書いてないからね。 それはそうとしかし空港が上等になるのは期待しちゃうわ。2018/12/29

Y_Kuroyanagi

0
20190513ー201905162019/05/16

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