鼓動が止まるとき――1万2000回、心臓を救うことをあきらめなかった外科医

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鼓動が止まるとき――1万2000回、心臓を救うことをあきらめなかった外科医

  • ISBN:9784622087540

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内容説明

驚異的な機転と不屈の精神で患者を救う。人工心臓手術のパイオニアとなり、心臓外科の歴史を変えた破天荒な外科医の自伝的エッセイ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

16
一流の心臓外科医として働いてきた著者による回想録。心臓という臓器が損なわれたときにひとはどうなるか、そしてそれに必要な処置は、という描写は容赦なく生々しい。そうし島と思えばいくらでもお涙頂戴にできたはずのエピソードでも、著者の筆は抑えらていて、むしろそれだからこその説得力がある。おかしな感想かもしれませんが、ひとが生きていくということは並大抵のことじゃないんだなと思いました。著者とともに働いてきた日本の心臓外科医の方の解説も添えられていて、専門的な部分も分かりやすく読めました。面白かったです。2019/03/10

DEE

10
イギリスの心臓血管外科医ウェスタビーの自伝。国を代表するドクターとは言え人間である以上は、判断に激しく迷うことも間違いもあるだろう。しかしそれを乗り越えながら常に患者に寄り添う姿勢は感動的だ。 手術が成功しても命を落とす患者がいる。残念ながら心臓そのものがその機能を終えているからだ。手術の成否は関係ない。 奇跡的に回復したエピソードは胸を打つが、その裏では何らかの事情で救えなかった命があることに改めて目を向けさせられた。2019/08/08

tom

10
心臓の故障により、余命1~2年、あるいは数週間、そんな診断を受けた患者に、心臓外科医がどのようにして戦うのか、その勝利と失敗のエピソード集。心臓手術の概略を知るだけでもお勉強なのだけど、著者のこの問題に対する熱い気持ちと手術の詳細、読んでいて、ついつい熱中してしまった。そのうえで、この著者、なんとテンションの高い人と思っていたのだけど、巻末で、著者は自分が注意欠陥多動性障害(ADHD)と書いている。なるほど、そうなのだ。このパワーがあって、この仕事ができ、多くの人の命を救うことができたのかと納得。2019/04/28

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