内容説明
世界は光に満ちているが、なぜ人間だけが多彩に色を見ることができるのか。その見え方、活用のされ方、そして目の仕組みなど、色をめぐる科学をわかりやすく楽しく解説した好著。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
44
これも授業対策。目新しい内容はなかったけど、網膜の中で、LMS錐体が受け取ったRGBの信号が、どう反対色r-g、y-bになるのかの辺りが書かれていて良かった。しかし、ここまでむつかしく書かなくてもいいよね。って学術書だからしょうがないのか。2019/03/25
ゲオルギオ・ハーン
24
色はとても不思議で見え方に男女差・人種差・遺伝の差があり、周りの風景や照明によっても変わってくる。雑談程度ならすれ違いがあっても笑い話で住むが、デザインやモノづくりとなると笑い事では済まなくなる。そこでマンセル番号や数値化・グラフ化して個人差が出ないような工夫がされている。本書ではさらに色を認識するメカニズムや心理効果などにも言及しており、文庫本とは思えないほど濃厚な話なので読んでいて勉強することが多かった。特に色の数値化、さまざまなグラフ化はアイディアとしても面白いと思った。2022/10/21
海星梨
3
卒論で色刺激を使うので基礎知識用。なるたけ色彩工学をとっつきやすく取り扱っている良書。もうちょい平易にという方面の工夫もお願いします……がくり(力尽きる音)。白内障の見え方の違いとか、そういう話も面白かったです。2021/01/26
陽香
0
19920220
Kenshi
0
虚色(imaginary color)の話が面白い2010/06/02