内容説明
あの殺人ゲームが帰ってきた。ネット上で繰り広げられる奇妙な推理合戦。その凝りに凝った殺人トリックは全て、五人のゲーマーによって実際に行われたものだった。トリック重視の殺人、被害者なんて誰でもいい。名探偵でありながら殺人鬼でもある五人を襲う、驚愕の結末とは。第10回(2010年)本格ミステリ大賞受賞作、2010本格ミステリ★ベストテン第1位。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
214
前作から続けて読みましたが・・・、続けて読むとすごくだれました。おんなじ事の繰り返しなんですよね。ミステリとしては何て事ない話しばかりですけど設定は面白い。少し間をおいてマニアックスを読みます。2016/03/21
しんたろー
176
前作を5年前に読んで以来の歌野さん。ネットで繋がる5人…【頭狂人(とうきょうじん)】【044APD(コロンボ)】【aXe(アクス)】【ザンギャ君】【伴道全(ばんどうぜん)教授】…個性を巧く表現しているので、彼らの記憶が蘇ってきたが、内容を思い出せない自分にガッカリ😞それでも、密室をお題にした推理バトルは抜群に面白い。謎解きゲームの為に人を殺す鬼畜な連中なので「命を軽く扱って!」と真面目に憤る人は読まない方が良いが、トリックが見事に練られた「ゲームミステリ」として楽しめた👍前作を読み返そうかな(^^♪ 2019/02/05
nobby
155
うーん、何だか疲れてしまうだけの読了だったなぁ…もう7年経ちながらも覚えているほど前作ラストが衝撃だっただけに、何事も無かったが如く描かれる続編への戸惑いは半端ではなく…その意味に中盤過ぎてようやく到達するも、なんか割り切れず納得いかずとモヤモヤ…相変わらずの殺人実行謎解き合戦ぶりは圧巻だが、段々と疲れ果てたのも否めない…個人的には鉄道トリックなアリバイ崩しが最も楽しめて、本筋でもあるゲーマー達が驚愕する仕掛けにはそれほど惹かれずみたいな…何より分かったのは、僕はあんまり密室トリックに興味がないこと(笑)2021/01/22
mariya926
119
前作「密室殺人ゲーム王手飛車取り」の続編だったので、前作を読んでいないと分からない部分もありました。前作の方が面白かったというレビューも多いので、いつか読んでみたいです。頭狂人、axe、ザンギャ君、伴道全教授、044APDのメンバーの一人が密室殺人をして、それを推理し合うゲームをチャットでする内容です。ゲーム感覚で殺人が行われているので、読む人を選ぶ作品だと思いますが、密室殺人の推理としてはよくこんな密室を考え出したなと思える楽しさです。図書館に入ったので誰かがリクエストしたみたいです。2019/01/16
chiru
109
作者が仕掛けるゲームに読者がどこで『ダウト!』をかけるか試されてるような2作目。前回の死亡フラグを回収せずスタート。トリック(密室、とくに雪密室)に対する美学やディスカッションに熱くなる殺人ゲーマーたち。それぞれ披露する推理合戦が楽しい。『王手飛車取り』では嫌悪感を抱いてたメンバーに、愛着を感じてることに気付かされてしまってびっくり。章ごとのタイトルも心憎いし、このメンバーの犯罪に「フーダニット」だけはないはずがあったりして面白い。作品全体のトラップに振り回されっぱなし。3作目が楽しみ! ★5 2018/11/18
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