内容説明
消失死体がまた元に戻る!? 完璧の「密室」と「アリバイ」のもとで発生する、学生バンド“メイプル・リーフ”殺人劇――。「ミステリー史上に残ってしかるべき大胆なアイデア、ミステリーの原点」と島田荘司氏が激賛。この恐るべき謎を、あなたは解けるか? 大型新人として注目を浴びた鮮烈なデビュー作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
166
これはもうタイトルありきで純粋に楽しむ推理小説なんですね。あんまり余計な詮索はせずに読めば十分堪能できます。2016/06/20
ダイ@2019.11.2~一時休止
105
信濃譲二その1。デビュー作。建物の見取り図を見れば最初のトリックの検討がついた人が多いのも頷ける怪しい構造。2013/08/23
セウテス
81
歌野晶午氏のデビュー作品です。私にしては珍しい事で、「葉桜の~」を最初に読んでからとなりました。デビュー作品は実際良い出来の作品なのでデビュー出来た訳ですから、作家さんの実力や相性などが分かりやすいものです。それだけに一冊で消えてしまう作家さんや、デビュー作以上の出来の作品に恵まれない事も多々ある様です。今回はミステリー初心者に良い作品だと思う。トリックも動機も分かりやすいので、犯人は誰かに絞られ読みやすい。歌野氏は一冊一冊巧くなっている、正に成長する作家さんなのだろう。そういう意味でも、次が楽しみです。2015/04/17
HANA
74
細長い家で起きた死体消失。消えた死体は何故再び現れたのか。犯行現場の見取り図が巻頭にあると、それだけでわくわくさせられますね。内容は良くも悪くも新本格の骨子に沿った作品で、眼目となっているトリックを構成する動機はあるのだけど、やっぱりトリックのためのトリックという印象は受けてしまう。ただそのトリックを成立させた上で登場人物の思いもよらぬ行動による破綻等で真相が暴かれる構成は面白いかな。あとトリックについてですが、まさかそれは無いだろうと一番に切り捨てたものがそのままそれでした。いかにも島田荘司好みだなあ。2022/06/22
ハゲおやじ
63
34年前?の本とは思わなかった。音楽の話から始まったので 私には何だか分からず「こりゃあ 読めないかな」と思ったけど、後半から面白くなった。トリックは、今で見ると「そうねぇ」という感じ(34年前だと おぉっ!だよね)。私の様な奴にも読み進められる(引き込まれる)文章ってすごいなぁと思う。でも、ちょっと講釈が長いところもあるけどね。巻末の島田荘司による作者の話は面白い。才能がある人には、才能がある人が集まるんだよね(私には誰も寄ってこないけど、トホホ…)。2022/11/09