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内容説明
人気取りのために嘘を語るリーダーと分かりやすさしか求めない人々。ポピュリズムが世界を覆っている。歴史から明らかなように、このままでは民主主義は必ず衆愚化する。私たちは諦めるしかないのか? どんな状況でもよりよく生きるために必要なのは、主体的に考えて判断するための知恵。その礎が思想である。アメリカの政治哲学者マイケル・サンデルに倣った対話型講義を展開する学者とともに「人間として不可欠な知」を考える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まゆまゆ
7
政治思想に関して、自分はどの位置にいるのかを把握すること。そこから考えることの必要性を説く。中長期的にみれば思想は世界を大きく変化させる。左にいったり右にいったりとその時々の状況で異なるが、個人としては良識に沿って是々非々で考えていくことが重要。個別イシューではなく全体で考える、というのは必要なことかも。2019/01/30
oooともろー
6
様々な思想の対立を乗り越えるには?政治的、経済的、文化的原理の統合。グローバル、ナショナル、ローカルという複層的な視点。現政権への危機感。2019/11/10
裕由
6
問答形式になっており一見読みやすいようだが,内容はとても深く,読了するまでかなり時間がかかってしまった。日頃,政治思想を意識していないからだろう。「知の退行に抗う」という副題が胸に痛い。2019/04/30
乱読家 護る会支持!
5
言葉のお遊び新書。。。 政治思想をしっかり持ちましょうという著者の意見はその通りと思うが、保守、自由、リベラル、共産だけじゃなく、日本の伝統的民主主義を書いていないのに違和感あり。 そもそも政治思想を語る前に、国家が自国民を守ることを一字も書いていない我が国の憲法に違和感を感じましょうね。。。2019/03/17
やす
4
大したことなかった。2024/04/29