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内容説明
新田次郎の小説『栄光の岩壁』のモデルとなったクライマー、芳野満彦。
高校時代に厳冬期の八ヶ岳で遭難し、友人と両足指を失った彼は再び山をめざした。
厳しいクライミングに情熱を傾け、国内の数々の岩壁で初登攀を成し遂げたのち、ついには日本人として初めてマッターホルン北壁を登攀するという快挙を成し遂げる。
その登攀記録や散文、詩、絵画などをまとめた『山靴の音』には、遭難の悲しみやハンディキャップを乗り越え、未踏の岩壁に挑み続けた青年の情熱と、のびやかな山への愛情が描かれている。
1959年の刊行後、1981年の文庫版「新編山靴の音」再編を経て半世紀にわたって登山者に読まれてきた。
初版の朋文堂版と二見書房版、中公文庫版の全作品を、ヤマケイ文庫に収録した完全版。
凍傷で足指すべてを失いながらも、日本人として初めてマッターホルン北壁登攀に成功した伝説的クライマー、芳野満彦がみずみずしい感性で綴った、山の青春譜。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケニオミ
8
確か日経の「2018年度私が選ぶ今年の3作(?)」に選ばれていた作品です。常日頃山岳遭難については興味がありますので、手に取りました。一等最初の、著者が高校時代に遭難し、友人を失った経験については、興味深く読みました。しかし、その後の、日本における各種山岳経験については、専門用語を多用しているせいもあり、十分に感情移入することができませんでした。その結果、途中撤退引き揚げです。2019/01/27
黒田 (温泉)
2
『山靴の音』は、新田次郎の小説『栄光の岩壁』のモデルとなったクライマー、芳野満彦の自伝である。 高校時代に厳冬期の八ヶ岳で遭難し、友人と両足指を失った彼は、山に活路を見出だし再び山を目指した。 厳しいクライミングに情熱を傾け、国内の数々の岩壁で初登攀を成し遂げた後、日本人として初めてマッターホルン北壁を登攀するという快挙を成し遂げる。 しかし、その後の彼は……。 本書は、芳野満彦の登攀記録や散文、詩、絵画などをまとめたもの。 遭難の悲しみやハンディキャップを乗り越えた一登山家の心の声が聞こえて来る。
ポンくん
1
自宅にあり。この時代にすごい登山家がいたもんだ。次は当人が主人公の作品「栄光の岩壁」に行こう2019/06/13
K T
0
のっけから人が死ぬのが辛くて読む進むのに時間がかかった。2025/01/18
Kudo Atsushi
0
高校生が克服できる遭難経験とは思えない。2024/08/03